第三ラウンドも勝利

久しぶりのデーゲームは大学時代の友人と三度目の観戦会で前回と同じく雨予報、それも試合時間帯だけ傘マークという嫌がらせ状態に誰が雨男かなんて話をしていましたが、雨雲の動きが鈍く降り出したのは夜になってからで帰りも濡れることなく無事な家路となりました。
そんな今日は4人が集結して観戦会は3連勝、今年はこれで終わりですが来年にどこまで連勝を伸ばせるか楽しみです。
それにしても暑かった、雨どころか序盤までは日が差して10月になったのに夏模様でしかも風も無く、ご老人には熱中症になりそうでかなり体に堪えます。

だから言ってるじゃん

今日は推しの和田が大活躍でした。
パーフェクトに抑えられていた隅田から先制アーチに一二塁間への内野安打、そして内野の頭を越すヒットの3安打猛打賞です。
気が付けば左腕を苦にしなくなっていてそんなデータの後押しもあってか岡ではなく和田、その期待に応えてくれました。
セーフティーの構えをしまくっていた時期に比べたら別人のようで一発はかつてほどではなくも目いっぱいに振り切って、決勝のホームを踏むことになったヒットは抜かれて体勢を崩されながらも最後は右手一本で上手く運んで、足はもちろん強烈な武器ですが和田はバットで勝負ができるんです。
茶谷もそう、もちろん使い続ければ躓きはあるでしょうが立ち上がったときにはまた逞しくなって、二死からこの二人で始まった逆転劇が嬉しすぎます。
その和田に押し出された形となった岡があの場面で残っていたのもいい巡り合わせで、その岡だって「レギュラー陣」に負けていません。

ミスミスミス

しかし中盤まではしょぼい野手陣でした。
打てないだけではなくミスが目立って追い付かれた五回はあれはブロッソーのエラーみたいなものでしょう、余裕のタイミングもなぜか足ではなく体にタッチにいってリクエストで引っくり返されて、捕球したグラブをそのままベースに置けば勝手に相手がタッチされてくれたのにアホすぎます。
そうでなくても守りに不安があって5試合連続ヒットで慣れたのかと思いきやまた3試合連続タコで確変が終わったとなれば、うん、来季は要りません。
その裏の攻撃では四球を選んだ佐藤都が逆を突かれて牽制死、その後に茶谷、和田の連打があっただけにイヤな雰囲気が漂います。
勝ち越された六回もウエストしたのに送球が逸れてしまって佐藤都はこの後も似たようなスローイングミスがあって、春先の強肩が見る影も無い哀しさです。
さらには強めのライナーでサードに止まるだろうと思っていたら荻野がなぜかバウンドを合わせるためにチャージを緩めてしまって、それを見透かされての走塁でこれも記録にはならないエラー同然は厳しめにしても、メルセデス、横山に自責点が可哀想ではありました。
そんな試合を決めた岡は見事、初球の甘いボールを見逃さずにまだ薄暮でしたが照明灯に火が入ってこれも一つのヒロミナイトです。

澤田がプロ初セーブ

もっとも今日のメルセデスは制球がままならず、五回を投げきるのが精一杯でした。
これまでの経験則で味方の援護点が期待薄と、それならばと際どいところを狙いすぎたのかもしれず、これでもかとスリーボールピッチングは球数が嵩みます。
それでも5回4安打5四球ながらも1失点に凌いだのは自らのフィールディングはあれど、CSが消滅した西武に助けられた感が否めません。
中村、栗山が抹消されたことでの陽川が機能せず、あるいは九回の無死一塁で送らせないなど松井監督が来季モードになっていたのも大きかったです。
そういう意味では前日の勝利が今日の勝利をもたらしたとも言えて、連日に石川慎をお立ち台に呼んでもよかったかもしれません。
継投は横山、中村稔、復帰した西村、そして澤田で横山は件のとおり、中村稔は友人に「あれ誰」と言われましたが実はこの試合で唯一の三者凡退に切って取って勝ち投手に相応しい、西村は佐藤都のやらかしで一打同点のピンチを招くも気合いでアウトは全てが空振り三振、澤田はプロ初セーブです。
移籍後初かと思っていたのでちょっと意外、益田の抹消は特例2023でどこか横綱の休場にも思えますがそれよりもカスティーヨの抹消が不安すぎです。
そんなこんなで締めの候補はペルドモ、中森、澤田といずれも連投で中でもトミージョン手術から日が浅い澤田の可能性が一番に低いと考えていて、吉井監督によればペルドモとの天秤で澤田の球数が少なかったら、いや、ペルドモが22球で澤田は27球だったんだけどなぁ、初の連投の代償が無いよう願うしかありません。
澤田はまだ29歳、二年目のジンクスに捕まらなければ気迫が表に出るタイプは来季の守護神候補にも名前が挙がるんじゃないかと、30歳の西村とともに。

明日への活力に！

◆10月1日（日）　千葉ロッテ−西武23回戦（ロッテ15勝8敗、14時、ZOZOマリン、23,781人）
▽勝　中村稔　16試合2勝1敗
▽S　澤田　16試合2勝1S
▽敗　隅田　22試合9勝10敗
▽本塁打　和田3号（隅田）

▽バッテリー
千葉ロッテ　メルセデス、横山、中村稔、西村、澤田—佐藤都
西武　隅田—古賀