2024年通信簿 67 茶谷健太

67 茶谷健太 内野手 26歳 年俸2000万円

【2024年成績】 88試合 72打数 5得点 12安打 打率.167 1二塁打 0三塁打 0本塁打 4打点 0盗塁 1四死球 18三振 得点圏打率.091

ショートでの友杉とのレギュラー争い、この吉井監督の言葉を額面どおりに受け止めれば千載一遇のチャンスを逃した茶谷です。
さりげなく出場数とすればキャリアハイながらも打席数は半分以下となって率は1割以上も落として、基本的には守備固め、代走要員でしかありませんでした。
ただ例えば9月、友杉が.115でしかなかったのに分母が小さいにしても8打数4安打の茶谷よりも3倍以上の出番があったことからして、最初から吉井チルドレンである友杉をレギュラーにとの力学が働いていたとしか思えず、加えて小川の台頭もあって引き続きことレギュラーという意味では苦しい立場が続きます。

打てなかった

もちろん茶谷が打てなかったのが第一義ではあります。
練習試合、オープン戦でかなりの打席をもらいながら.235でしかなく、それでも.184だった友杉に比べればマシでした。
しかし開幕してフルスロットになった友杉に対して茶谷は低空飛行のままで、それでベンチに免罪符を与えてしまった感が拭えません。
さらに祭りが終わって6月以降に1割台が続いた友杉にお付き合いするように7月、8月に至ってはノーヒットとなれば唯一に打てた9月を信じてもらえなかったのも身から出た錆と言えなくもなく、とは言え基本は4打席を与えられた友杉と単発ばかりの茶谷では調子の維持という点でも有利不利がありました。
ともあれ今季にたった一度のマルチ、3安打猛打賞でも次の試合はスタメンはおろか欠場だったのが、茶谷の扱いを象徴しています。

茶ゴジラらしく

であってもレギュラーを諦めないでもらいたいです。
どこでも一定のレベルで守れるのが茶谷の持ち味できっと来季も便利屋として重宝されるでしょうが、オンリーワンでなければその旬が短いのは歴史が物語っていて、塀内だったり早坂だったり、とにかく打席を増やせなければいつでも取って代わられてしまいます。
そういったベンチの都合による便利使いが手元に置いておきたい、終わってみれば出番無し、いわゆる内野版和田になってしまったのもあるでしょう。
本人も分かっていて打撃に注力していますが「先発は基本4打席」がなぜか茶谷には適用されず、それで体勢を崩されながらのこすったようなスイングで野手の頭を抜けていくなどのテクニックが先走ったり目先の結果を欲しがってバッティングが小さくなっているのが残念でなりません。
技ありのバッティングはそれはそれで武器ですが茶ゴジラがそれでは哀しい、同じ打ち損じでも力強いスイングで相手バッテリーをビビらせて欲しいです。

143打席がノルマ

【オリオン村査定】 2000万円 → 1900万円 (▼5%)

厳しいかとも思いましたが現状に甘んじることなく引き締めのためにも、微減としました。
球団は予想どおりに現状維持はまだ求められている証左ではあって、しかし以降の安泰が保証されているわけではありません。
二遊間があふれていて捕手もできる立松が戦力になればファーストもお役御免で同期平沢に続く現役ドラフトだってある、143打席をノルマに頑張ってください。

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