48 中村稔弥 投手 28歳 年俸2000万円
【2024年成績】 17試合 1勝0敗0S 防御率3.71 34回 30被安打 1被本塁打 9与四球 1与死球 17奪三振 被打率.234
またしても殻を破れませんでした。
今季こそと推しメンとしましたがイニング数こそ増えたものの登板数は変わらず、同期同い年左腕の小島の背中がもう米粒のようです。
やれば出来る子、と言うよりは使えば応えられる子だと思うのですがどうも数字ほどにイメージが伴わず、それでいて見放されているわけではなく便利使いで上げたり下げたり落ち着きが無い、このままだとじわじわと近付いている国内FA権取得で流出必至でしょう。
ゲリラ乱調
吉井監督には投手コーチのときもそうでしたし中村稔は軽く扱ってもいい、そう思われているかのような起用が続きます。
プレシーズンはチームで二番目に多い登板数ながらも開幕一軍を逃して3カード目に昇格するもいきなり2回4安打4失点と、自らの間の悪さもあります。
基本的にビハインドの敗戦処理的な立ち位置で17試合のうち11試合が1イニング超のロング要員、そうなれば間隔を空けねばならず数を稼げませんでした。
組み立ては140キロ台前半のストーレートと亜細亜ボールが同程度で、あまり見た記憶が無いパワーカーブみたいなのが割とあったのが変化と言えば変化です。
それよりも何よりもゲリラ雷雨ならぬゲリラ乱調が最大の問題点で、簡単に二死を取ったと思ったら四球を絡めて連打を浴びる、追い込んだと思ったら甘く入ったボールを痛打される、ピシャリと抑えた次のイニングに炎上する、そんなところがベンチに信用してもらえない、ここぞで使ってもらえない理由でしょう。
先発一本
加えて生命線だった亜細亜ボールを割と打たれました。
それもあってかほとんど投げていないはずのスライダーを磨くとは契約更改での会見で、引き出しを多くするのは悪くありません。
あとは月並みですがストレートにもう少しボリュームが欲しく、コンスタントとまではいかずも140キロ台半ばを増やしたいです。
トータルではそれほど悪くもないんだけどなぁ、もったいない、かつてノーノーに近付いたこともあり先発一本で腰を据えさせるのもありだと考えます。
来季もダメなら・・・
【オリオン村査定】 2000万円 → 2400万円 (△20%)
印象は濃くないですが使う側の問題が無いわけでもなく、元が安いこともありそこそこのアップとしました。
球団は200万円アップでいかにも便利屋さん的な、そんな査定にも思えます。
来季もこんな感じが続けば現役ドラフトはどうだろう、本人のためにも、先発もリリーフもできる左腕で人気が出るかもしれません。
いないとめっちゃ困るわけでもないけどそれなりには困る、推しメン翌年に花開くのジンクスでそこから抜け出す中村稔であってください。