39 大下誠一郎 内野手 27歳 年俸800万円
【2024年成績】 22試合 20打数 1得点 3安打 打率.150 1二塁打 0三塁打 0本塁打 1打点 0盗塁 1四死球 4三振 得点圏打率.286
出番を増やすことを、チャンスを広げることを目指しての捕手挑戦でしたが、そのチャレンジは実を結びませんでした。
常時一軍を果たして一定の成果と言えなくもないですが試合には出場できず、これは第三捕手という特性がむしろ足を引っ張ったのでしょう。
万が一へのスタンバイとなれば内野手でのスタメンを放棄したも同然で、それでいて捕手としての出番は一度もありませんでした。
この状況に「来年は野手一本で」とは契約更改での会見で、目論見が外れたのに加えて似た役割を担える立松が加入するのも理由の一つだと思われます。
甘くなかった
そうでなくても難しいポジションで先達の細谷も力尽きて、結果的には無謀でした。
石垣島では捕手だけでなく内野手としての練習も欠かさずに愛斗とともにいつも帰りは最後、しかしオープン戦の最終盤に途中からマスクを被るも2イニングで4つの暴投を引き出してしまい、それでも一軍だったのは第三捕手に若手は無駄、柿沼であれば元気者の大下をとの判断だったのかもしれません。
ベンチは捕手大下をどこまで真剣に考えていたのか、大差のゲームで代打やファースト、サードを守らせるぐらいであれば捕手をやらせればよかったのにそれが無かったことからして本気度が疑われて、そんなところも捕手断念の大きな理由でしょう。
捕手らしかったのは次のイニングを控えた投手との、ベンチ前でのキャッチボールだけでした。
マネージャー?
それよりも目立っていたのは助っ人の相棒としてです。
いつもソト、ポランコといっしょにいてホームランを打ったときのパフォーマンスの相手も常に大下で、ベンチの盛り上げ役としての一環だったのでしょう。
うがった見方をすれば処世術でもあって、ただそれがメインの仕事となってしまえば選手である必要は無く通訳補佐あたりでよいように思えてしまいます。
内野手として勝負する来季はこれらをかなぐり捨てることにもなって、裸一貫、退路を断っての大下に幸あれと願います。
サードを狙え
【オリオン村査定】 800万円 → 800万円 (±0%)
かなり一軍にいて最低保証との差額を受け取っていたはずの昨オフが現状維持だったことで、きっと今オフもそうだろうと、現状維持としました。
球団の査定も現状維持で、つまりは来季に一軍を逃すようなことになれば実質減俸となってしまいます。
ファースト、サードのどちらを狙うか中村奨のセカンド回帰で右のサードとしてアピールできるか、大下の来季はもう始まっています。