35 田中晴也 投手 20歳 年俸600万円
【2024年成績】 4試合 1勝1敗0S 防御率1.80 20回 14被安打 2被本塁打 6与四球 0与死球 17奪三振 被打率.197
一気にプロスペクト筆頭に躍り出ました。
高卒二年目でのこれは理想的で、古谷や土居、秋山で失敗したことが理由か種市パターンに戻したのが大成功でしょう。
その昨季も二軍でほとんど打たれていなくて今季は一軍で見事なピッチング、佐々木の穴を埋めるに計算はできませんが期待がピカイチです。
このオフはドライブラインで武者修行とのこと、科学的分析とともにシーズンを乗り越えられる体作りも忘れずにお願いします。
衝撃デビュー
ドラフトでは上位24人に入ってくると、1巡目もあるのではとされていただけに3巡目34番目に残っていたのがラッキーでした。
それでも高校生投手としての評価は高く斉藤、門別、齋藤に次ぐ4番目の指名で、ここのところの大学生、社会人中心の流れに押し出されたようにも思えます。
練習試合、オープン戦ではそれぞれ1試合のみで二軍での初登板にいきなり炎上でどうなることかと思いましたが、立ち直って6月に初の一軍です。
そのプロ初登板初先発を5回2安打6奪三振1四球零封と衝撃のデビューを果たし、そこはロッテで勝ち投手の権利を手にしての降板ながらも後続が打たれて掌中の白星がこぼれましたが翌月に二度目の先発でリベンジ、グランドスラムを浴びはしましたが自責ゼロでのプロ初勝利となりました。
次の登板でプロ初黒星を喫しましたが今季最後の登板は援護がゼロで勝てずもまた5回を零封、素晴らしいです。
ピッチングとしては140キロ台後半から150キロ超えもあるストレートにスライダー、フォークとシンプル、フォームはオーソドックスで特徴はありません。
それでいて全体的にレベルが高く、ビギナーズラックがあるにしてもストレートに力があることで変化球が活きて理想的な組み立てでした。
緩いボールがあればとも思いますがまだしばらくはこのスタイルを突き詰めるでよいかな、ドラフトのときのデータではカーブやチェンジアップも持ち球です。
立ち振る舞いとしてたまにおちょぼ口があるぐらいでマウンド上では無表情と好きなタイプでもあって、なかなかによさげです。
新人王
先発陣に余裕があったわけでもなくもっと投げさせたかったですが、そこは吉井メソッドだったのでしょう。
5回80球目処を徹底して、いずれも投げ抹消でその後の二軍戦でもかなり間隔を空けて、大事に、大事に、といった感じです。
もう1試合はいけましたが新人王の権利を残したというのもありそうで、そして本人も契約更改の会見でそれを目標に掲げました。
とは言えどうだろう、そこまでフル回転をさせるとも考えづらく思惑どおりに好投が続いても多くて15試合程度に留めそうな気がしないでもありません。
ともあれ田中晴にはそれこそ背番号を半分にして佐々木の後継者になれる足掛かりとなる来季であってもらいたく、ご多分に漏れずメジャー志向があってそれを心配するほどに、でも25歳になるまで待ってね、前プロスペクト筆頭だった中森を煽りつつ競い合ってファンの佐々木ロスを癒やしてください。
倍、倍、
【オリオン村査定】 600万円 → 1200万円 (△100%)
分母は小さいですが内容を考慮して、倍増と査定しました。
球団のそれも500万円アップでほぼ同じ、売り出すのであれば区切りのいい倍増でアピールすればいいのにもったいないです。
新人王を獲ればさらに倍、とクイズダービー並みの昇給はそれを飛び越えて3000万円台だって夢じゃない、シンデレラストーリーを歩み出しましょう。