2024年通信簿 34 高野脩汰

34 高野脩汰 投手 26歳 年俸1150万円

【2024年成績】 6試合 1勝1敗0S 防御率3.68 14回2/3 16被安打 1被本塁打 4与四球 0与死球 16奪三振 被打率.281

背番号34の呪いを振り払うどころか、飲み込まれつつある高野脩です。
数字として悪くはありませんしプロ初勝利も手にして順調と言えなくもないですが、それが大卒社会人の二年目となるとぐっときません。
これはもう好みの問題なのですが自分的には昨季からさして期待はしておらず、それをあざ笑う来季であってくれよと願うばかりです。

目をかけられている

そんな自分の思いとは裏腹に、吉井監督は高野脩を買っているようです。
練習試合に2試合5イニングで5安打2四球での4失点ということもあってかオープン戦で出番をもらえず、それでも開幕一軍でした。
そして昨オフの契約更改での会見に際して目標を30試合登板と掲げたように本人はリリーフのつもりがブルペンデーではあっても二度の先発を任されて、リリーフでの登板も全てがロングで長いイニングでの適性を見極める吉井監督だったのかもしれません。
満を持したかのように宮崎での開幕投手を任されて、来季の先発転向が明かされました。
佐々木が抜けてメルセデス、カイケルの両左腕の去就がはっきりとせず、高野脩が先発ではまってくれれば喜ばしくはあります。
しかしその皮算用でメルセデスらを切るのであれば本末転倒ですし、海のものとも山のものともつかぬ高野脩にそこまでの期待ができない自分は相変わらずです。

えいやっ

肝心のピッチングは好意的に言えば豪快、悪く言えば雑です。
吉井監督が特徴と評するそのフォームはしかしリリースが独特なだけで腕がさほどに遅れて出てくるわけでもなく、体全体を使ってはいますが打者としてそれほど見づらいとも思えないのが正直なところで、むしろフィールディングに影響が出るマイナス面が心配になります。
ストレートは140キロ台前半からたまに半ばで左腕は数値より速く見えると言われはしますがどうなんだろう、奪三振率は高いですが慣れの問題でしかないような、見た目が派手な投げっぷりでストンと落ちるフォークが生命線になっていた今季のスタイルでした。
そこに先発転向でツーシームを加えようと模索しているようで、あとあまり投げなかったスライダーも磨くらしい、球数が少ないリリーフではよくても先発ではストレートとフォークのほぼ二本立てではとの考えでチャレンジしているのはよいことだと思います。
とは言えコントロールがアバウトでそれを振ってもらにはストレートを磨くことこそが肝要と考えていて、試みの行く末が気になります。

期待料?

【オリオン村査定】 1150万円 → 1150万円 (△0%)

昨季とほぼ同程度の一軍実績で、下げるほどのことはないけど上げるまでもない、よって現状維持としました。
球団の査定は100万円アップで期待料が込められているのか、その思惑は分かりません。
この期待に応えられる高野脩であってもらいたく、熱しやすく冷めやすい感が出てきた吉井監督となれば旬の来季に命を賭けてください。

2023年通信簿

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