27 田村龍弘 捕手 30歳 年俸7000万円
【2024年成績】 51試合 140打数 11得点 30安打 打率.200 10二塁打 0三塁打 0本塁打 14打点 0盗塁 14四死球 27三振 得点圏打率.257
おそらくは岡と同じく3年契約で年俸も同額の田村は、しかし年俸に見合った活躍とはなりませんでした。
右脇腹を痛めての離脱がありましたが半月程度でそれ以外はずっと二番手捕手としてチームを支える存在ではあっても、かつての期待値からすればかなり低い、松川の足踏みで相対的に浮き上がってくるかとも思いましたが佐藤の台頭でむしろレギュラー復帰が遠のいたのが現実です。
実績があれば息が長い傾向のある捕手でまだ30代そこそこ、二年目のジンクスに抗う佐藤にどこまで迫れるかターニングポイントになる来季でしょう。
あまり好きではない
吉田推しだったこともありますが、あまり好きなタイプではない田村です。
プレーがどうではなくその打算的な言動がどうにも、それがプロ、プロらしいという考えももちろんあるでしょうが、指名のときに里崎ファンを口にしましたが後に「実は城島ファン」と、そして今回の宣言残留による「生涯ロッテ宣言」も打算の産物でしかありません。
その判断は正しいと考えますがロッテファンとして聞きたくない話ではあって、正直と言えば正直、しかし外に向けて発するものではないと考えます。
道険し
かつては田村がFAで抜けたらどうしようと心配しましたが、いなくても何とかなりそうな存在まで堕ちてしまいました。
売りとされていた打撃は「捕手としては」を脱せないままに今季も2割に乗せるのがやっとで、そして里崎ばりの右打ちだったりセーフティーだったりといった特徴も影を潜めてただの下位打者になってしまった、そうなると打てる佐藤がいて積極的に起用する理由はありません。
西野、種市らと組んでいた相性も離脱したときに佐藤で何の問題も無いことが露見して、それでも復帰後は西野で元に戻した吉井監督の見識を疑うほどにです。
ベンチが強く手綱を握っていると思われるリードに特徴を出しづらいのがあっても佐藤に比べて外偏重の度合いが強く、強肩を誇った時期もありましたが今は昔で、キャッチングやブロッキングがことさら秀でているわけでもなく、あれだけ重用されていた井口政権の晩年に寵愛が薄れたのも必然でしょう。
このまま二番手に甘んじるかレギュラー捕手を狙い続けるのか、狙うとすれば何を武器とするのか、体制が変わらないことで守りでアピールするのが難しくであれば夏場に3割をキープしたバッティングに加えて小技を磨くのがよいと思いますが秋は大不振で小技のケースも無く依然として道は険しいです。
守られた
【オリオン村査定】 7000万円 → 7000万円 (±0%) ※3年契約2年目
岡とは真逆に、複数年契約に守られた現状維持です。
単年であれば10%程度のダウン査定は免れず、若いときから目をかけられて昇給していた流れであれば500万円ダウンぐらいでしょう。
来季もあまり期待できないかなと思いつつ怪我の多いポジションだけに自らは無事で、不幸にもそれがあったら危機を乗り越える存在になってくれよと願います。
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