2024年通信簿 24 東妻勇輔

24 東妻勇輔 投手 28歳 年俸3000万円

【2024年成績】 6試合 0勝1敗0S 防御率11.05 7回1/3 13被安打 2被本塁打 2与四球 1与死球 7奪三振 被打率.406

見事なまでの隔年投手、豪快に沈んでキャリアローな一年でした。
昨季はイニング途中の火消しを任されるなどかなり信頼されていましたが今季はまるでその反動がきたかのような、勝負のシーズンと目していましたが敢えなく敗れてまたしても首元が涼しくなるのはその不安定さ故でしょう、何を、どの東妻を信じていいかが分かりません。
せっかくサブロー二軍監督のアドバイスによる全クイックで台頭したのに放浪の旅に出た挙げ句の体たらく、ジンクスなら上がり目の来季にその保証は無いです。

球威が落ちた?

もちろん現状に緩まずさらなる極みを目指してのそれかもしれませんが、それにしては二軍と一軍とではスタイルが違いすぎました。
二軍ではクイックと足を上げてのフォームが半々ぐらいで全クイックだと慣れられて緩急を付ける意味を込めてのそれかとも思っていましたがしかし一軍では全クイックだったりして、それとも二軍ではまだお試し段階だったのか、それにしては時間がかかりすぎです。
気になるのは昨季はクイックでそれほど球速が落ちていなかったのが今季は140キロ台前半が目立って、東妻らしさがありません。
らしさという点では荒れながらも奪三振が多いというのはそのままに、しかしぽっと出ならまだしも30代が近付いてきてその雑さが相変わらずでは困ります。
二軍ではさほど歩かせず力の差を見せ付ける一方で被安打が多く捉えられたら軽々飛んでいく、そんな球威への不安も東妻を迷わせているのかもしれません。

チャレンジは続く

今季を迎えるにあたって「ツーシームをメインに据える」「内に食い込むボール、カットボール。それをずっと練習していたので、ある程度形になったのは自信になった」と変化への手応えを口にしていましたが、しかしツーシームは5割以上も打たれて分母が小さいにしても121球でカットボールは1球も投げていません。
イメージとしてはフォークが減って逆に増えたスライダー投手みたいな感じで、そのスライダーも被打率が高くてどうにもなりませんでした。
来季に向けては「球の緩急よりフォームの中での緩急を。新たなことをチャレンジしながら、合うものを見つけられれば」と全クイックではなく二軍でのスタイルに磨きをかけるつもりらしく、ただ二軍では打者によって全クイックだったり足を上げたりしていてここで意図する緩急とは違っていて、ともあれ彷徨いへの不安はあれどチャレンジ精神はよし、あとは一軍で足を上げても抑えられる東妻となるかどうかで運命が決まります。

ロッテで輝け

【オリオン村査定】 3000万円 → 2400万円 (▼20%)

昨オフが思ったより昇給したこともあり、大胆に下げました。
球団の査定はそれよりもダウン幅が大きく限度額に近い700万円の下げは住民税の支払いが大変そう、来季に取り返すしかありません。
年齢的にも実績的にも年俸的にもトレード、現役ドラフト候補と思いつつも、ロッテで輝く、今季はほぼ縁が無かった9244会で笑える来季であってください。

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