24 東妻勇輔 投手 26歳 年俸2200万円
【2022年成績】 3試合 0勝0敗0S 防御率6.75 4回 9被安打 2被本塁打 2与四球 0与死球 1奪三振 被打率.500
吉井コーチに目をかけられたかのように登板機会を増やしてきた東妻は50試合以上が目標と、しかし僅か3試合とプロ最悪のシーズンとなってしまいました。
それは吉井コーチの退任が理由かと問われれば自らのピッチングが伴わなかったのが最大の理由でしょう、打たれまくりましたし昨季と同じく味方のエラーが出たときに踏みとどまれなかったことで実態は失点率9.00となればベンチの印象が悪くなっても仕方がありません。
ただ二軍では40試合も投げての防御率1.04ですからベンチの見切りが早かった、と言いますかリベンジのチャンスを与えなかったとは二度の一軍は打たれた試合がいずれも最後となり、そのあたりが吉井監督になってどうなるかですが積極方針の現役ドラフトであればもしかしたらの東妻ではあります。
単調さが足を引っ張る
少ないチャンスをものにできなかったのが全て、とは本人の反省の弁でしたが、どうものにできなかったかの内容、質の問題です。
かねてからストレートごり押しでカウントを悪くする傾向が強かったですが田中靖に教わったツーシームでゴロを打たせる意識が強まったとはこれまた本人の言葉で、そして確かにストレートへのこだわりが弱まりつつあったのは今季も同じでした。
しかしコントロールがそれでよくなったわけではなくストライクとボールがはっきりとしすぎていて、またポンポンと投げていたかと思えば急変して被弾など一定のリズムで打者には待ちやすい、合わせやすいというところもあったように思います。
ここまで出番が無いと夏前のコロナ離脱も関係は無く、そして二軍のその数字で上げてもらえない現状からしてイメージを変えることが急がれます。
抜くことを覚えねば
そのスタイルで築き上げてきたのでしょうから難しくはあれど、抜くことを覚えなければ厳しいかもしれません。
荒れ気味のストレートを活かすという意味でもそう、ピッチング全体のテンポという意味でもそう、せっかくの力はあれどただの猪武者となってしまっています。
何を学ぶつもりだったのかソフトバンク森との自主トレは、それよりは石川や美馬あたりに教えを請うのがよいようにも思います。
このまま暗黒のドラ2に名を連ねてしまうのか反攻があるのか、魔の4年目オフは乗り越えましたが来季がラストチャンスであることは間違いありません。
【オリオン村査定】 2200万円 → 1900万円 (▼14%)