2024年通信簿 15 美馬学

15 美馬学 投手 38歳 年俸1億4000万円

【2024年成績】 3試合 0勝2敗0S 防御率7.43 13回1/3 17被安打 2被本塁打 9与四球 0与死球 8奪三振 被打率.283

14年目にして初めて未勝利のキャリアローとなってしまいました。
故障であれば仕方ありませんが二軍ではチームで二番目のイニング数をこなしてそこに問題は無く、よって深刻さが増します。
来季に取り返したくはありますが佐々木の穴を埋める候補として松本球団本部長に名前を挙げてもらえなかったのが現状で、貫禄は見せられなかったもののダメダメでもなかった数字で6月上旬を最後に一軍からお呼びがかからなかったことで現場にニーズがあるとは考えづらいです。
どんな2025年が待っているのかそれはロッテのユニフォームを着てのものなのか、まだ先行きが見えません。

衰え

昨季もそうでしたが今季も衰えが顕著でした。
調整が遅れていたのかオープン戦は1試合3イニングのみで開幕一軍を逃して、しかし二軍の開幕投手になるなどこの時点ではまだただの出遅れでしかなく、2カード目には昇格して先発をするも4回7安打6失点の炎上で即抹消されて次のチャンスをもらえなかったのが地獄の一丁目です。
交流戦に入って六回途中を3失点は白黒付かず今度は中6日で続けて先発するも4回2失点ながら88球も要して、これが一軍での最後の登板となりました。
球速は出てもねじ伏せるタイプではないにしてもそのスピードも出なくなって140キロ台前半、それもあってか与四球が劇的に増えたのもベンチの信頼を失った一つの要因でしょう、勢い球数も増えてテンポが悪くなって、美馬らしさを出せずにもがき苦しんだ感があります。

厳しい

鎌ケ谷でも基本的には変わらず打者のレベルが低いことで抑えていただけ、吉井監督はそう見ていたのかもしれません。
石川歩、唐川と同じように間隔を空けての先発があってよいようにも思えましたが、ブルペンデーがあっても美馬は無し、それが現実です。
こうなってしまうと来季はチャンスすらもらえないかもしれず、それこそ先発陣が総崩れになるかベテランだからと甘えず練習試合から投げる意気込みかつ結果を示すか、そうこうしているうちに一軍はおろか二軍でもほとんど投げないままに終わる来季が透けて見えます。
どっこい美馬は死んでいない、そういうところを見せて欲しい、リーチがかかる来季は40代で投げるに重要なシーズンになるのは間違いありません。

進退不明

【オリオン村査定】 1億4000万円 → 任意引退

とは言いながらもその年齢と使われなさと、足りない枠もあり引退するのだと思っていました。
しかしここまで動きが無いとなれば引退は無いのでしょう、投手コーチの枠も埋まりましたし、ただ規定を上回る減俸提示で移籍を選択する可能性が無いわけでもなく、あるいは無償でのトレードを模索している球団かもしれず、功労者に対する配慮として、まだその動向から目が離せません。

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