2023年通信簿 92 国吉佑樹

92 国吉佑樹 投手 32歳 年俸6000万円

【2023年成績】 3試合 0勝0敗0S 防御率0.00 3回2/3 1被安打 0被本塁打 2与四球 0与死球 2奪三振 被打率.100

今季も復活は成りませんでした。
数字だけを見れば昨季は6試合で防御率1.80、今季は3試合とも零封しているとなればもっと出番があってよかったようには思いますが、しかしその二年間の8回2/3で5与四球はベンチが使いづらいのも分からないでもなく、一方で6奪三振は引き続き魅力的です。
これが若手であれば短所には目をつぶって長所に目を向けるという方策があったかもしれませんが、国吉レベルにはややハードルが高いです。
とは言え来季に33歳はベテランと呼べるほどの積み重ねは無いものの微妙なお年ごろ、本人にもベンチにも残された時間はあまり多くはありません。

雑なまま

ストレートは140キロ台後半から150キロ台と衰えを見せませんし、決まったときの威力の半端なさもそのままです。
これが20代前半であれば勢いと誉め称えられるでしょうがしかしもう14年目、若いときの雑さもそのままとなればマイナスが前面に出るのも仕方ありません。
これが二軍では違った傾向であれば場数を踏むことによっての改善も見込めますがこと場数では既に300試合近い国吉をそれで語るのも違いますし、そもそも二軍でも2イニングに1つの四球は宿痾と言ってもよくどう改善ではなくどう付き合っていくかを考えるのがよいのでしょう。
そういう意味では勢いの評価で起用するのが正しいのかもしれず、要は扱いづらい存在になりつつあります。
一軍での出番が少なかったのは二軍で防御率6点台と持ち上げる理由が無かったのもあって、前向きに言えば大舞台で力を発揮するタイプの国吉です。

復活を

構えたときに右手をグラブから出す千隼フォームでやや落ち着きを見せたかに思えた昨季終盤、しかし今季はそれもありませんでした。
元に戻してもイップス疑惑が再燃しなかったわけで、それはそれでよさげな状態ではあります。
鎌ケ谷で見たときにはカーブが多めで組み立てを変えているのかとも思いましたが一軍ではそれほどでもなく、模索中なのか諦めたのか、そこは不明です。
どうあれ雑なままでも二軍でせめて防御率3点台でなければ来季も似たような扱いになりそうで、かなり年俸も下がって現役ドラフトかそれでも高いと肩を叩かれるか、トレードの打診があるのか、いやいや、やはりロッテの国吉として復活してもらいたい、このリリーフ陣の窮状で出番が無ければ他球団でもありません。

踏み止まれ

【オリオン村査定】 6000万円 → 4800万円 (▼20%)

一軍で稼働できなかったことで大幅ダウンとしました。
球団査定は切りよく1000万円ダウンで似たようなもの、移籍一年目を終えて自己最高だった7400万円から30%も減らす急降下です。
そろそろ踏み止まりたい、でなければ次はゼロもありえます。

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