2023年通信簿 99 柿沼友哉

99 柿沼友哉 捕手 30歳 年俸1500万円

【2023年成績】 18試合 29打数 2得点 3安打 打率.103 0二塁打 0三塁打 0本塁打 1打点 0盗塁 4四死球 6三振 得点圏打率.000

一時期には田村を脅かす存在として期待していましたし100打席を超えるシーズンもありましたが、成らぬままに気が付けばもう30代に突入です。
打席数こそ増やしましたが出場試合が半減したのはつまりはそういうこと、守備固め的な役割を与えられなくなりました。
誇りにしていたであろう背番号99もソトの加入で剥奪されて55も悪い番号ではありませんが立ち位置が分かりやすい、来季は生き残りを賭けた一年となります。

柿の種が機能せず

スタメンマスクを増やしたのは種市の復帰で柿の種バッテリーが復活したからで、しかし成績が伴いません。
種市目線で言えば柿沼と組んだ12試合は6勝4敗で防御率は4点台前半、一方で1試合の田村は置いておくとして10試合の佐藤都とは4勝2敗で防御率が2点台半ばとなれば敢えて柿沼と組ませる理由が見出せず、せっかく掴んだ出世のきっかけを失ってしまいました。
種市不在のときにとっ捕まえた岩下が不調、故障離脱だったのも柿沼にとっては巡りが悪く、相性がどうのではなく基本スキルを上げていくしかありません。
特徴を出しづらいロッテのリード事情だけにことさら劣っている印象はありませんでしたが特徴も感じられず、立場的に逆らえないにしてもたまに色を出すぐらいはやっていかないと厳しさが増していくだけでしょう、やらない失敗よりはやる失敗が柿沼には必要だと考えます。
長く居座った浦和でも松川育成モードに追い出されただけではなく植田にも追い抜かれてしまい、松川が来季に一軍がベースになったとしても田村、佐藤都、植田に次いでの5番手で次々と加入してくる高校生の捕手陣は柿沼にとって二軍ですら出場数を減らしていきそうな流れとなりつつあります。

抑え捕手

捕手としてのスキルを上げるのはもちろんですが、さすがに打てなさすぎでしょう。
総じて打てない捕手陣ですが群を抜いて、二軍ですら2割ちょいで江村と似たり寄ったりはそれでも長生きした江村と同じ軌跡を描けるとは限りません。
小技を決めまくったときもありましたがここのところはミスも目立って、スタメンで起用するとほぼアンパイになるのはかなりなマイナスです。
売りだったはずの強肩も、これもバッテリーとしての課題で柿沼に限った話ではありませんが、その宝刀もここのところは影を潜めています。
何で勝負をするのか、かれこれ10年近くなって急に打てるようになるとも思えず死を覚悟でリードも含めた守備特化、柿沼には幸いにも4打席を安心して任せられる捕手がいないだけに終盤に代打を出されたときの抑え捕手、そこに徹するのがよいのかもしれません。

ニッカンめ・・・

【オリオン村査定】 1500万円 → 1500万円 (±0%)

とは言え現状の年俸で下げるほどのこともなく、種市のおかげの12試合スタメンもあり現状維持としました。
球団査定はダウンでの1500万円、昨オフもそうでしたがどうもニッカンの柿沼査定が少しずつ高くなっているようです。
さておき浦和メインが続けばこれを維持するのは難しい、200試合弱の経験をロッテであれ他球団であれどう活かすか悩む来オフになりそうな予感です。

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