2023年通信簿 63 和田康士朗

63 和田康士朗 外野手 24歳 年俸1800万円

【2023年成績】 80試合 98打数 30得点 26安打 打率.265 4二塁打 2三塁打 3本塁打 9打点 20盗塁 12四死球 32三振 得点圏打率.208

だから言ったじゃん、そう胸を張りたくなるような和田のキャリアハイです。
この数字を本来であれば2年ぐらい前に残したかったですが井口監督、吉井監督とも打撃には全く期待をしていないようなコメントにすっかりと代走屋となってしまっていて、逆に期待されまくっていた藤原の体たらくでようやく巡ってきたチャンスにきっちりと結果で応えました。
和田と藤原はもう年数からしてフラットに競い合わせるべきで、それに和田だって「1巡目」の選手です。

プロ初アーチが転機に

そんなベンチの起用に本人も心理的に追い込まれていたのか足を前面に出す打席はセーフティーの構えを連発、全く面白みがありません。
しかもその小技の成功率が必ずしも高くはなく、さらに気弱になってしまう、マン振りしてこその和田との自覚は感じられない序盤戦です。
その気持ちも分からないでもないですし足が武器であることに間違いは無いにしても、しかし足を活かすよりは足に逃げているようにも見えました。
小技ばかりと思われるからサードが前に出てくるしマン振りすれば逆にセーフティーの成功率が上がると思うのですが、なかなか思うようにはいきません。
転機となったのは待ちに待った佐藤都も大喜びのプロ初アーチ、その1本で終わらずに3本まで積み上げました。
内田コーチの指示らしいですがバットを重くして振り回さない打撃フォームに変えたのは自分的にはめっちゃガッカリ、そのプロ初アーチのときも振ったバットが背中に当たらず、しかし本人が「狙わなくても、体をうまく使えればホームランや長打になる」と納得しているのであればそれでよいのでしょう。
契約更改の会見で「シーズン前半、ベンチのサインもありますけどセーフティーバントが多くて、このままではバントだけで終わってしまう」との言葉が聞けただけで満足で、本人にもジレンマがあったわけでこの転機を和田の成長に繋げるベンチであってもらいたいです。

左肘手術

しかし和田にとっては井口ロッテとはまた違った意味で、吉井ロッテは住みづらいかもしれません。
プロ初アーチに「彼にはHRを打つことを期待しているわけではないので、明日から柳田みたいなスイングをされても困ります」とは吉井監督で、その後の長打に考えが変わったかもしれませんがどうだろう、意固地なところがあるため変わっていないような気がします。
そして10月末に左肘関節鏡視下手術でキャッチボール、打撃練習は1ヵ月後に再開の目論見は持病を断ち切ったと言うところか、ルーキーイヤーも左肘痛で出遅れましたし今春も左肘違和感で第二クールにリハビリ組、ここまで騙し騙しやっていたのかもしれません。
オフにはバラエティ番組に出たりしているためそれほど大した手術ではないのかもしれませんがこれで復帰が遅れたら批判は免れず、遅れないよう願います。

ア~ップ!

【オリオン村査定】 1800万円 → 2700万円 (△50%)

5月に昇格してずっと一軍でしたし打席数が初めて100を超えて、牽制死や盗塁死も減ったことで相応しいアップ査定としました。
球団はやや渋めに2500万円、それでも来季にレギュラー、もしくはそれに近い成績を残せれば渋ちんロッテでもハーフミリオンが見えてきます。
その来季は100試合、300打席、10発、100盗塁達成となる、そう期待しています。

2018年通信簿
2019年通信簿
2020年通信簿
2021年通信簿
2022年通信簿

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

© 2007 オリオン村