2023年通信簿 56 中森俊介

56 中森俊介 投手 21歳 年俸720万円

【2023年成績】 13試合 3勝2敗0S 防御率3.54 20回1/3 17被安打 2被本塁打 8与四球 3与死球 10奪三振 被打率.236

高卒3年目でのプロ初勝利はルーキーイヤーに15勝をぶち上げた中森とすればやっとと思っているかもしれませんが、順調な部類でしょう。
そのプロ初勝利は同点の場面で勝ち越し点を与えてしまいましたがすぐ裏に相手のミスもあって引っくり返してもらってのほろ苦な棚ぼた、その後はリリーフだったことで機会に恵まれず、しかしCS争いの最終盤に立て続けに勝ったのはいずれもパーフェクトに抑えてのものでした。
右肩の不調とも囁かれましたが昨季までは故障でもあったのか二軍も含めてまともに投げていないだけに、ここが中森にとってのスタート地点です。

非常識なストレート

若手のホープ、プロスペクトとして目をかけてもらっているような起用でもありました。
「2軍の試合のデータで、前に飛んだ割合の70%がゴロ。特殊な投手。非常識なストレートを投げている」とは吉井監督で、注目していたのでしょう。
それでもやはり体調面の不安でもあったのか練習試合での初登板は遅めでしかし4試合で防御率2.25と結果を残すとオープン戦では4試合零封、昨オフの契約更改で「最低でも」と掲げた開幕一軍をゲットして開幕戦にも登板して、その数日後の白星ととんとん拍子でもありました。
これでぐいぐいとくるかと思いきや4月下旬に疲労を考慮して、のお題目で抹消されて戻ってきたのは4ヶ月以上も経ってからです。
二軍で消息を絶った時期もありましたし、そのあたりがどうにも引っ掛かります。
ピッチングとしては本人は不満のようですがスライダー気味の軌道を描くストレートにスライダー、チェンジアップ、フォーク、カーブ、真っスラと区別が付きづらいですがカットボールようなものと多彩な変化球を駆使して、奪三振バリバリのいわゆる本格派とは違うようです。
3年目にして初めてナマで見た中森はきれいなフォームをしていて制球力がありそうなイメージとは裏腹にとっちらかり系で与死球、暴投も多く、タイプ的には唐川二世と思いつつまとまり具合は似ても似つかず、まだその真の姿を見極められていません。
チェンジアップがめっちゃ落ちるためストレートとそれを軸にするのがよさげに思えますがさてさて、非常識なストレートがどういったものかが分からないままでしたが吉井監督の指摘どおりに打たせるのが身上であれば先発としての飛躍が期待されます。

先発志向

本人も先発志向で契約更改の会見でも郷里丹波篠山での報告会でもそれを口にして、先発でもリリーフでもとは吉井監督に挑戦状です。
いわゆる使い勝手を利用された便利屋だけは避けたいのでそういう意味ではまだ意固地になってよいと、来季に先発へのこだわりは支持します。
そのためにもとにかくシーズンを通して万全な体調を維持すること、そしてフィールディングの向上でしょう。
つまらない自らのエラーで自責点が糊塗された練習試合に二軍でもバント処理にもたつくシーンがあって、今のままではもったいないです。

倍増

【オリオン村査定】 720万円 → 1440万円 (△100%)

その登板数からすると甘いかとも思いましたが、倍増と査定しました。
球団はさらに甘く一軍最低保証にあと100万円の1500万円は「定着するための餌」をぶら下げた格好か、励みにはなるでしょう。
目標に掲げた15勝をいつか手にするためにも、来季は先発として最低でも15試合をクリアすればそんなラインは一気に突破できます。

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