50 石川慎吾 外野手 30歳 年俸1800万円
【2023年成績】 48試合 112打数 10得点 39安打 打率.348 6二塁打 0三塁打 2本塁打 10打点 0盗塁 6四死球 20三振 得点圏打率.474
大活躍でした。
小沼とのトレードはそこまでの期待はせず、左キラーとされながらも昨季は右腕の6打数3安打に対して.217でしかなくホントかよと、開けてビックリ玉手箱です。
移籍直後のコメントにもやもやしましたがここまでやってくれれば軍門に降るしかなく、お見それしました。
左腕にまさかの.373は面目躍如で言うこと無し、さりげなく右にも3割近くでこの投高打低に降臨としか言い様がありません。
出場数こそ巨人移籍一年目に劣りますがこちらはシーズン半ばの移籍ですから実質は同等、そして内容的にはキャリアハイのシーズンでした。
フリースインガー
タイプ的にはフリースインガーで四球が少ない、よって打率ほど出塁率が高くはありません。
これだけ打ってくれればあまり目立ちませんがそうでないと足枷になりそう、積極性の裏返しで背番号を受け継ぐ愛斗も同じ傾向で二人とも、ではなく、どちらか、になるかもしれず、しかしボールをじっくりと見る石川慎が想像できませんし持ち味が失われそうで今のままでもよいでしょう。
なぜかイメージが杉谷と被っていて申し訳ないですが口元の見た目がいかにも生意気そう、キャラ的には移籍直後はベンチの一番端っこで一人だけ所在なさげにしていましたが、しかしそれも数日、気が付けばすっかりとチームに馴染んでむしろ目立ちまくっています。
日本ハムで同期入団の上沢に黒星を付ける決勝打に上沢は落胆の表情で新庄監督はどこか虚ろな目をして、それで完璧にロッテファンに認知されました。
バッティングは日本ハム、巨人時代の記憶が無いためあのしゃくり上げるようなスイングが元々なのかが分からないのですが、狙っての右打ちが秀逸です。
流せば驚異の6割超えで一方で引っ張れば1割台でしかなく、100打席以上もそれを維持できたわけで生半可ではありません。
課題は誰がどう見ても守備の弱さは一言で言えば下手くそ、風が無いドームで高く上がって天井と一体化したような打球でもないのに目測を誤ったり、クッションボールの処理にもたついたり、今季は不甲斐ない外野陣で守るケースが少なくなかったですが来季は山口がレフトに入りそうで石川慎には試練となります。
来季が正念場
バッティングでもセンター返しも4割弱とセンターから逆方向が持ち分なだけに、当然に内を攻められることになります。
だからこそあのしゃくり上げなのでしょうが落合ばりにどこまで続けられるか、内が続けば意識をして外に腕だけのスイングが最悪です。
巨人でも一年目は活躍しましたが翌年以降は右肩下がり、よって来季が正念場でしょう。
球団は背番号を若くしたり外様では初かな、umiのモデルに抜擢するなど期待はうなぎ登りのままで、それに応えてくれよと、心から願います。
外様ブームに乗れ!
【オリオン村査定】 1800万円 → 3600万円 (△100%)
打撃ではどの切り口でもあまりに数字が突出しているため、思い切って倍増と査定しました。
しかし球団の査定は1000万円アップでロッテとしては半期の活躍、その分を差し引いたのでしょう。
来季にトータルでこれだけの数字を残せればハーフミリオンは余裕で超えそう、ライバルは多いですが外様ブームに乗って頑張ってください。