2023年通信簿 121 土肥星也

121 土肥星也 投手 28歳 年俸850万円

【2023年成績】 E 34試合 3勝1敗0S 防御率2.96 51回2/3 44被安打 2被本塁打 21与四球 3与死球 40奪三振

ルーキーイヤーに推しメンとするなど贔屓にしていた土肥ではありますが、このオフの生き残りは意外と言いますか腑に落ちません。
ギリながらも防御率2点台はこれがまだ20代半ばであれば分からないでもないですが来季は20代ラストイヤー、球団もそうですが現場がどう考えているのか、二軍で結果を残しさえすれば一軍の戦力とする余地があるのか、そのあたりが甚だ疑問だったりもします。
本人には申し訳ないながらも若手の出番に蓋をしてしまいそうで、二軍ではそれなりに投げられるだけになおさらです。

燦めきのかけらも

誰が評価して育成枠に残すと決めたかもポイントでしょう。
練習試合では4試合で7回零封はそれこそ開幕前に支配下復帰ができるのではと思える出足でしたが、オープン戦では出番をもらえませんでした。
ああいったチーム事情だけに隠密故障だったのかもしれませんが、このあたりが「何のために」土肥を投げさせているのかが分からない所以です。
オープン戦ではなく教育リーグに回された頭で4回10安打3四死球9失点の大炎上が悪かったのかもしれませんが、立場的にそれではいけないにしても本人のモチベーションにクエスチョンマークが飛び交いながらマウンドに登ったとすればむべなるかな、と思ったりもします。
もっとも鎌ケ谷で見た土肥はルーキーイヤーの石垣島で見せたあの唸るようなストレートもその力強さも感じられず当時にときめいた燦めきのかけらも無く、一言で言えばそこそこ、まあまあ、あれを見てしまうと教育リーグ行きは結果的に正しい判断ではありました。

イニングイーターでは・・・

制度的にいったん戦力外通告をされてしかし宮崎に派遣されて投げたことで再契約のシナリオどおりに、来季も三桁の背番号で上を目指すことになります。
リリーフというタイプでもないため二軍でローテーションに入り込んで1点台ぐらいの防御率を維持できれば故障者が多い一軍の先発陣だけにもしかしたらの可能性がゼロではないと頑張るしかない、イニングイーターでしかなければそれは本人にとっても出番を欲する若手にとっても不幸でしかありません。
今春に卒業したのか卒業させられたのか和田の左腕塾には不参加でそれは来春に向けてもそう、土肥の孤独な戦いが続きます。

とにかく選手で

【オリオン村査定】 850万円 → 戦力外通告 ※10/3に戦力外通告 → 11/18に育成枠契約

正直なところどのみち使うつもりが無ければ早めに見切ってあげた方が、第二の人生に向けて本人のためです。
ここまで引っ張るとさすがに放り出すのは可哀想で、江村のようにコーチというわけにはいきませんが何らかのスタッフでの雇用が前提の現役続行かもしれず、しかし理由はどうあれせっかくプレーヤーとして時間をもらったのですから今はとにかく選手として頑張ってください。

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