2023年通信簿 120 田中楓基

120 田中楓基 投手 20歳 年俸230万円

【2023年成績】 E 20試合 1勝3敗0S 防御率7.71 35回 51被安打 2被本塁打 17与四球 2与死球 19奪三振

昨年に鎌ケ谷で見た田中楓に原石の魅力を感じてプロスペクトに挙げていましたが、どっぷりと伸び悩んだように見える数字が並んでいます。
それなりに登板機会をもらえたということはベンチの評価も高かったと思われ、しかしその期待に応えられませんでした。
それでも我慢をして育て上げたい、そう思わせるインパクトがあっただけに是非ともサブロー二軍監督、大谷コーチにはよろしくお願いします。

投げれば打たれる

巡り合わせが悪く今季は鎌ケ谷での登板が無かったため、現状確認はできませんでした。
よって数字だけの判断になりますがコントロールに苦しんだのかイニングの半分を超える与四死球は多すぎですし、それでいて奪三振が少ないのはいわゆるスピードタイプが荒れているのとはまた違いそう、自責にならない失点が6あるため実質的に9点台は箸にも棒にもかからなかったようにも思えます。
それでも田村、とは龍弘ではなく藤夫ですが、「腕の振りは、左右の違いはあるが、この日登板したヤクルト高橋奎と比較しても劣らないレベル」と誉めるだけのポテンシャルがあるからこそこれだけ打たれても使われた、そろそろ結果で示したいです。
ちなみにその田村が見た試合は先発してさして打たれてもいないのに二回途中の降板で何があったかと思えば打球が直撃のアクシデントで、数日後に公式Twitterで笑顔を見せていて立場の弱い育成枠選手だけに長期離脱が無かったのは不幸中の幸いでした。

目指せ先発ローテ

その魅力はきれいなフォームに伸びのあるストレートで、数字以上のものを感じさせます。
コントロールがままならないとどうしても置きにいきがちで、四球上等、ぐらいの覚悟をベンチには持ってもらいたいです。
ただ来季に契約が切れる3年目となればベンチもそうですが本人に焦りが出てしまいそうで、そういう意味で西川はともかくとして谷川のリリースが田中楓らに及ぼす影響は小さくないのではないかと、しかし育成枠であれプロですからそんなことも言っていられません。
タイプ的に先発と考えていて来季はローテーションに入って15試合程度を頭で投げたい、それが成れば次が見えてきます。

230?

【オリオン村査定】 230万円 → 230万円 (±0%)

当然のように現状維持です。
球団もさすがにここには手を入れずやはり現状維持、当然でしょう。
ところで今さらながら育成枠選手の最低年俸保証はWikipediaに240万円とありますが違うのかな、ざっと見てみましたが240万円を割っているのはロッテと楽天だけでそもそも200万円台が少数派でこんなところをケチっているのが情けない、福利厚生でカバーしていると思いたいものです。

2022年通信簿

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