2022年通信簿 35 鈴木昭汰

35 鈴木昭汰 投手 24歳 年俸2000万円

【2022年成績】 6試合 1勝3敗0S 防御率7.30 12回1/3 22被安打 1被本塁打 9与四球 0与死球 5奪三振 被打率.400

昨季も期待どおりではありませんでしたが今季はそれに輪をかけて、箸にも棒にもかからないシーズンとなってしまいました。
とにかく気持ちが弱い、昨春あたりの言動やピッチングではむしろ強気かと思っていたものが攻めているときはよくも追い込まれると落ち着かない挙動になるのは藤岡貴二世で投球間隔も長くなりますし、言葉を選ばなければ見ていてイライラさせられるタイプです。
それでも昨季は打線との兼ね合いで気の毒に思われる試合がありましたが今季は完全に独り相撲、自滅、という言葉が似合いすぎる鈴木でした。
来季からは鈴木繋がりの35から左腕としては球界で大名跡となっている47に変更して何かが変わるのか変えられるのか、地味にターニングイヤーです。

先発なのかなぁ

長いイニングを投げようとするとストレートを温存するところなども藤岡貴なので短いイニングで爆発的に、と中継ぎ推しでしたが、本人は先発志向のようです。
そのとおりに今季も先発でスタートしましたが練習試合の途中からリリーフに回ったのは左の中継ぎがいないというチーム事情があったからなのでしょう、そして8試合でイニング数を上回る12奪三振に防御率も1点台半ばでしたのではまってくれる期待感が高まりました。
ところが今季初登板はイニング跨ぎでいきなり便利使いかと可哀想ではありましたがそこで踏みとどまれずに黒星を喫して、次の試合では一死も取れずにKOされて再びの敗戦投手と散々な出足となるともういけない、間隔を空けての3試合目はストライクが入らずにまたしても失点でお役御免です。
浦和では先発に戻って夏場に一軍復帰以降はやはり先発、宮崎でも先発となれば来季は先発一本なのでしょう、どちらかと問われれば結果からしてまだ先発がまともなだけに積極的にと言うよりは消去法、実際のところは分かりませんが外から見ているとそういった判断に思えてしまいます。

決め球が無い

これほどにチキンだとは思っていませんでしたが、それが性格となれば簡単な話でもないでしょう。
昨季は田村と組んだときがまともでしたから四の五の言わずに、と強く引っ張ってくれるタイプと組ませるのがよいのかもしれません。
厳しい場面や走者を背負った状況で投げることが多い左のリリーフとしては難しいとなれば、五回まででいいから、ぐらいの割り切りで頭からいかせて上手くいけば儲けもの、大卒ドラ1がそれでは困るのですがそうやって少しずつでも前に進めていくしかないように思えます。
そんな鈴木がふらふらしている最大の原因は追い込んでも決め球に欠いて仕留めきれないことで、そもそも鈴木の勝負球って何なんだろう、半分以上はストレートでそれなりに数字は出ていますが空振りはなかなか奪えず変化球のほとんどを占めるスライダーはファールでカットされてしまいます。
フォークは投げないようですしカーブなど緩いボールもほとんど見たことが無いような、今の延長線上で躍動する鈴木の姿がどうにも思い浮かびません。

2021年通信簿

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