34 土肥星也 投手 27歳 年俸1050万円
【2022年成績】 1試合 1勝0敗0S 防御率0.00 1回 2被安打 0被本塁打 1与四球 0与死球 0奪三振 被打率.400
ルーキーイヤーの石垣島でそのブルペンでのストレートに惚れて推しメンとした土肥は、しかしそのストレートが実戦でベールを脱ぐことはありませんでした。
一軍では昨季と同じで僅かに1試合、昨季は佐々木朗の先発回避での棚ぼたは柳田に一発を浴びての敗戦投手でしたが今季は負け試合のリリーフで1イニングを投げたその裏にまさかの平良から3点を奪っての大逆転勝ちで3年ぶりの白星は、それでもそれがその後に続きません。
無失点ではありましたが満塁のピンチであっぷあっぷでしたからベンチは評価しなかったのでしょう、数日後にコロナ陽性で抹消されて以降は浦和漬けです。
ストレートが戻らない
その二軍では先発ローテの中心としてチーム最多イニングでしたが、防御率がこの投高打低のシーズンで5.19となれば戦力外も必然でした。
逆に言えばなぜそこまで投げさせたのか、本前や佐藤奨が一軍で投げたことによる消去法ではあったにせよ浦和投手陣の停滞が心配にもなります。
ピッチングとしてはニッカンの選手名鑑に「球速上げて雪辱を」と書かれてしまったのが全てを物語っていて、件の試合では145キロが出て全体的に140キロ台前半とこれまでに比べれば数字は出ていましたし押していく姿勢も見えましたが、それがトータルの組み立てとして機能しません。
相変わらずにコントロールが悪いままで数字は出ても抜け球のように高めに浮くボールが目立って、見た目はよくも打者には脅威では無かったのでしょう。
おそらくは制球力を上げるためのロッテ化の結果ではないかと、その成果は出ずしかしスピード、球威を失ってという最悪なパターンです。
ラストイヤー
育成枠での再契約となりましたが同じ境遇の古谷は20代前半とまだ若いですが土肥は30代が見えてきて、来オフに育成枠での再契約は難しいでしょう。
来季に何が何でも支配下に復帰しなければなりませんが現時点で空きは1つとなればかなりな困難が、どうやら「来年の春季キャンプには万全の状態となって」とシーズン終盤に肘だか肩だかを痛めたらしくとにかく故障が多い、戦うための準備ができていません。
課題は分かっているようで今春も「2~3キロ上げられるように」と二年続けて和田と自主トレをやりましたが来春もTEAM21のTシャツを着るのか着られるのか、万全でないままの石垣島であれば松永パターンで1球も投じないままの終わりもありますので勝負のオフとなります。
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2020年通信簿
2021年通信簿
【オリオン村査定】 1050万円 → 戦力外通告 ※10/21に戦力外通告 → 11/17に育成枠契約