2022年通信簿 131 ホルヘ・ペラルタ

131 ホルヘ・ペラルタ 外野手 21歳 年俸2万1000ドル

【2022年成績】 E 64試合 92打数 10得点 11安打 打率.120 1二塁打 1三塁打 0本塁打 4打点 6盗塁 6四死球 40三振

この成績であれば戦力外も仕方ないのですが、しかし20歳そこそこで来日して足という武器に特化しての獲得は全体的なレベルアップが必要なのは分かっていたはずでその育成方針、環境、などに疑問があったのが正直なところ、ペラルタにはあまりに気の毒でした。
今季も見る限りでは通訳はいなさそうでベンチでは選手と身ぶり手振りで積極的にコミュニケーションを取る姿には順応性の高さと言いますか必死さが感じられましたがふと気が付けば一人でポツンとしている、そういう意味では帰国は正解なのかもしれません。

レベルは低かった

岡田を思い出させるようなベンチ前でのアピール、嬉しそうに守備位置に走って行く姿、こういう選手にこそ光が当たって欲しかったです。
プレーの質が低かったのは動かしがたい現実でバッティングでは上体が前のめりのスイングは変化球にタイミングを合わせるのに苦労して92の凡退のうち三振が40となればしんどい、守りでも脚力を活かした守備範囲の広さはあれど福田秀を彷彿とさせる一直線には状況に応じた判断力はありません。
ランダウンプレーにも参加しようとセカンドベースのすぐそこまでやってくる積極さは、裏を返せば下手なサッカーにもどこか似ています。
そのあたりのセンスの無さを1年半でベンチが見極めたのか、諦めたのか、しかし言うなれば高卒野手を2年で切ったのも同然だけにもやもや感があります。

せめて3年

センスの無さは経験の足り無さでもあり試合での積み上げはもちろんのこと練習でも一つ一つをかみ砕くような指導が必要で、その指導が的確だったかと問われればどうだろう、通訳もいないのに細かな説明ができてそれにペラルタが理解をしていたかは甚だ怪しいです。
原石だからこそ細かな手当てが必要だったはずで、この体制のままであればフェリスも浦和で埋もれてしまうでしょう。
あるいはコーチも思いを伝えられないもどかしさを抱えていたかもしれず、先日の通訳募集が浦和担当であることを願ってやみません。
獲得したときには「ドミニカの和田」などと報じられましたが外国人枠を考えればそもそも無理、言葉を選ばなければ無駄な獲得になってしまったペラルタにはそれでも3年目をあげたかったですが本人のためにはロッテの枷を外してあげたと前向きに考えることにします。

2021年通信簿

【オリオン村査定】 2万1000ドル → 2万1000ドル (±0%) ※10/7に戦力外通告

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