2021年通信簿 元ロッテ戦士たち

昨季も多かったですが、それにも増して多かった今季の元ロッテ戦士たちです。
ただ戦力外通告からの復帰がゼロとはロッテに限らず狭き門となっている現実を表していて、それもあってかそれを受け入れた選手にはスタッフとしての門戸を開いているのはありがたいのではないかと、ここ二年では関谷、阿部、渡邉、細谷、三家と半数以上が、今オフもそうなるのでしょう。

浜のアリエッティは不発

■澤村拓一(レッドソックス)
55試合 5勝1敗0S 防御率3.06 53回 45被安打 9被本塁打 32与四球 2与死球 61奪三振

中間報告後も順調に登板を重ねていましたが、7月下旬に右上腕三頭筋の炎症で、9月上旬にはコロナ罹患で二度の故障者リスト入りとなってしまい出来高に有利とされる60試合に届かず、また防御率も2点台半ばから3点台まで落ちてしまい、それでもメジャーデビュー一年目とすれば上々でしょう。
自慢の奪三振もイニング数を上回り、しかし課題の与四球が増えているのがやはり懸念材料とは伝家の宝刀であるスプリットに慣れられることが最大の敵であるのは間違いないわけで、ポストシーズンでも制球を乱してKOされるなどして今さら難しくはあれど来季に向けて改善が急がれます。

■陳冠宇(楽天)
19試合 1勝4敗0S 防御率6.08 47回1/3 55被安打 7被本塁打 23与四球 4与死球 40奪三振

CPBLのドラフト直前の6月15日に社会人チームの安永鮮物から楽天は楽天でもモンキーズの練習生に転じましたが、予想どおりにドラフトでは全体2番目の1位で楽天に指名をされてそのまま入団となり、そして先発としてのデビューとなりました。
しかし6試合で1勝もできずに10月に入ってから中継ぎに転向して初勝利を手にするも失敗も少なくなく、まだレギュラーシーズンが終わっていませんので数字は途中経過ではありますが、途中加入のハンデはあれど期待ハズレとされていそうです。

■陳偉殷(阪神)
2試合 1勝0敗0S 防御率3.86 9回1/3 10被安打 0被本塁打 3与四球 0与死球 7奪三振 被打率.286

昭和風に言えば害人とされてもおかしくないような体たらくでした。
投げさえすればそこそこのピッチングはすれど、そもそも投げられないのであればどうにもならず、5月上旬が最後の登板でしたので話になりません。
もっとも生存競争の激しい阪神の外国人投手はスアレスを筆頭にガンケル、アルカンタラ、エドワーズが結果を残していただけに万全であっても出番があったかどうか、2年200万ドルは獲った方も獲られた方も目算が狂ったのではないかと思います。

■有吉優樹(DeNA)
1試合 0勝1敗0S 防御率2.70 6回2/3 8被安打 1被本塁打 0与四球 0与死球 3奪三振 被打率.320

新天地でまずまずのデビューを飾ったものの、その後はお呼びがかかりませんでした。
それもそもはず、二軍で8試合を投げて4敗1セーブは防御率が10.80となれば国吉を失ったDeNAファンから怨嗟の声が聞こえてきそうです。
31回で2与四球を高く評価されてとの報道にそういうタイプだっけと首を傾げましたが移籍後は26回2/3で5与四球と普通のレベルに、そして向こうっ気の強さがそのままに8被弾こそが本質を表しているようで、いずれも二軍での数字の話です。

■ジェイ・ジャクソン(ジャイアンツ)
23試合 2勝1敗0S 防御率3.74 21回2/3 15被安打 3被本塁打 12与四球 2与死球 28奪三振

7月半ばにメジャー契約をして2年ぶりに復帰した後も貴重な中継ぎとして結果を残し、ポストシーズンに出番があったかどうかは調べられませんでしたが、来季に35歳という年齢的な懸念があって待遇がさほど上がるとは思えないものの、解雇されることもないように思います。
大麻所持容疑が不起訴になったのであればロッテに戻ってきて欲しいぐらいで、しかし薬物使用にはアレルギーが強い日本だけに無理な相談でしょう。

加藤はあの一本だけ

■加藤翔平(中日)
55試合 110打数 13得点 23安打 打率.209 2二塁打 0三塁打 1本塁打 2打点 8盗塁 11四死球 19三振 得点圏打率.091

トレードで即スタメンの初打席初球アーチは史上初の複数球団での達成と衝撃のデビューは後が続かず、チャンスを活かしきれませんでした。
それでもかなり起用されたのは中日のしょぼい外野陣の状況があってこそで、ドラフトで大学生の外野手を3人も獲りましたから球団としても課題を把握していてルーキーであっても使われる可能性が高そうな、有吉もそうですが加藤も二年目の来季が正念場となります。
8盗塁はキャリアハイですし得点圏打率の異様な低さ、チャンスでの弱さからして守備固めを含めたサブのポジションを志向してそこを磨いた方がよいのかもしれず、政権交代によって出番を維持できるのか減ってしまうのか、立浪監督のここまでの生え抜き嗜好の発言からして危うそうな気がします。

■香月一也(巨人)
39試合 59打数 9得点 12安打 打率.203 3二塁打 0三塁打 3本塁打 6打点 0盗塁 6四死球 12三振 得点圏打率.083

後半戦に一軍での実績を増やすことはできませんでした。
5月には3割を打ち五番を任されることもあり、廣岡とともに巨人ファンから若手のホープと目されてテームズ、スモークの合流で出番が減ることへの不満には驚きましたし嬉しかったですし、しかしこれが巨人での外様の悲哀なのでしょう。
ダントツだった二軍での数字も終わってみれば.275、5本塁打と普通なところに落ち着いてしまい、.296、10本塁打の廣岡がCSに出場して活躍したのに比べればかなり差を付けられてしまったような、飽きっぽい原監督の続投で小坂、サブローの懸念が出てきただけに二軍で圧倒的な数字が求められます。

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