3 角中勝也 外野手 34歳 年俸7500万円
【2021年成績】 107試合 275打数 33得点 67安打 打率.244 19二塁打 1三塁打 0本塁打 29打点 1盗塁 44四死球 51三振 得点圏打率.253
角中の凋落が止まりません。
チーム打率こそ上回りましたが辛うじてでしかなく、その年齢からして下り坂の傾向は仕方がないにしてもルーキーイヤーから推し続けてその全盛期を知っているだけに寂しさは否めず、二度目の首位打者の翌年からですのでおかしくはないものの背番号変更に反対する理由の典型的なものとなってしまっています。
2000本安打は無理なので1500本を、と目指したそれにも遠く及ばないままに終わりそうで、昨オフの契約更改の際に1600万ぐらいと自虐するまでには至らずもさらなる大幅減俸は避けられないでしょう、まだそこそこやれるとは思いますし期待もしたいですが実績重視の井口監督下ですと若手が多い外野陣の重しになってしまいそうな、自分が編成部長であれば思い切って肩を叩くかもしれず、それが野手で生え抜き最古参の角中への評価です。
守らせてはダメ
数年前にはFA権取得でどうなるかと危惧していましたが、その検討すらできない哀しさです。
シーズンを通してピリッとしなかったわけでもなく開幕から暫くしてから調子を上げて5月上旬までは3割台半ばを、6月中旬までは3割をキープして下位から始まった打順も五番、そして四番を任される試合もあるなど復活の印象を抱かせてくれました。
しかしその後の下り坂は止まることなく7月に.061で出番を減らすと以降は2割前後をうろちょろと、終わってみれば2割5分にも届かない体たらくです。
これが守れるのであればまだよいのですが守りはむしろその消極的なプレーに頭を抱えるばかりで、前への打球に臆病なのが象徴的ですが、それでいて間に合わないサードやホームへの返球で打者走者の無駄な進塁を許すなど判断も拙く、角中を守らせてはダメ、が常識になりつつあります。
それならば代打の切り札と思ってみても今季は31回の代打で.179、得点圏打率.071、出塁率.226となればどうにもなりません。
角中と言えば追い込まれてもファールで粘るのが身上でしたがそれも淡泊になりつつある、とはストレートに振り遅れが目立ちそれを意識しすぎるのか緩急にバットが空を切るシーンを何度見せられたことか、たまに弾丸ライナーで叩き込んでいたものが一軍に定着してから初のノーアーチも地味に痛いです。
春先の好調もありましたし時折に見せる卓越なバットコントロールからストレート押しが多いと言われるパシフィックよりもまだセントラルの方が活きるかとも思いますが、その年齢と守備力からしてそれこそ1600万程度でなければ、つまりは戦力外から拾ってもらってのパターンでなければそれも難しいでしょう。
大事な終盤戦での五番起用はげんなりだったりもして、徳俵のつま先立ちから押し出されるか、寄り戻せるのか、推しだけに頑張って欲しい角中です。
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【オリオン村査定】 7500万円 → 5625万円 (▼25%)