129 佐藤奨真 投手 23歳 年俸300万円
【2021年成績】 E 17試合 7勝5敗0S 防御率3.50 87回1/3 83被安打 10被本塁打 40与四球 1与死球 58奪三振
小学生のときに渡辺俊と今江に教わったことでロッテファン、とは信じていいのか、どうも田村のあれ以来に疑心暗鬼になっています。
それはさておき育成枠ドラフトで最後の最後、4巡目でのルーキーイヤーは2完封勝利を含む7勝、防御率も3点台半ばですので上々の出足でした。
一芸に秀でているとはちょっと違うのでしょうが150キロを投げる投手が少なくない昨今に130キロ台半ばがアベレージという佐藤奨はある意味で特異な存在であり、速くないけどなぜか抑える、と福澤スカウトが買っての指名が花開き実を結べば編成の戦略に一石を投じる存在になるかもしれません。
悪いときに悪いなりに
スピードがあるに越したことはないと努力はしたものの上手くいかず、本人は「遅くても抑えられるというのを証明したい」と割り切っているようです。
鎌ケ谷で見た佐藤奨はそのとおりにストレートは130キロ台半ばがほとんどで、力まずにキレで勝負とは春季キャンプでの発言でしたし周りに影響されないほどに納得してやっているのでしょう、そういう投手がいてもいいですし渡辺俊だってタイプは違えど130キロ前後でWBCに出場するまでになりました。
そうなれば変化球をどう活かしていくか、ストレートより少し遅いのがカットボールでさらに遅いのがチェンジアップだったと思いますが福澤スカウトが評した「奥行き」はスタンドからではよく分からず、それでも抑えるのですから分からないのは打者も似たようなものなのでしょう。
そのときはコントロールに苦しむことは無さそうと思ったので数字を見てびっくり、調子がいまひとつのときに逃げてしまった結果なのか、またストレートが130キロ台と分かっていれば変化球を待っていても対応できると、それが被弾の多さにも繋がっているのかもしれません。
悪いときに悪いなりになりに投げられるように、とは簡単に言ってしまいますがピシャリと抑えるときは球数も少なく見事なピッチングをしてのこのトータルの数字からして投げてみなければ分からないタイプとなればベンチとしては使いづらい、なんてことにならないよう、さらなる積み上げを期待します。
【オリオン村査定】 300万円 → 300万円 （±0%）
