10 加藤翔平 外野手 30歳 年俸2200万円
【2021年成績】 20試合 41打数 3得点 9安打 打率.220 2二塁打 1三塁打 1本塁打 2打点 0盗塁 1四死球 8三振 得点圏打率.000
昨季に出場試合数こそ少ないものの3割を打ちながらのダウン査定も理由だったのでしょう、契約更改での会見で「いろいろ思うことはある」とはロッテへの決別宣言にも聞こえて、あるいは球団に対して移籍希望を出していたのではないかと、それぐらいに覚悟が要る発言でした。
そして念願叶っての中日移籍でいきなり初打席アーチとぶちかましたものの後が続かず、しかしそれでも外野陣がしょぼい中日という事情はあれど多くのチャンスをもらいましたので本人としては納得できる、その結果を真正面から受け止められる状況にようやくなったということでしょう。
いろいろなしがらみから抜け出して自らが目指すべきところも改めて考えているのではないかと、それがキャリアハイとなった盗塁なのか守備固めを含めたスーパーサブなのか、はたまた諦めずに福留を引きずり降ろすのを狙うのか、まだまだ老け込む年齢ではありません。
交流戦で会おう
もう何くそ、とすら思えなくなっていたのかもしれません、どうせ頑張ったって無駄、そんなようにも見えた春先の加藤でした。
練習試合、オープン戦で.136と結果を残せず教育リーグに回されて、そして開幕二軍でのスタートです。
それでも二軍では昨季の首位打者に相応しく.369、4発と打ちまくったことで5月半ばに一軍に昇格するもその一ヶ月後にトレードでしたからもう水面下で交渉がされていての見本市のようなものだったのか、トレード直前のカードに全てでスタメン起用が結果的に意味深ではありました。
その一軍では出足よく打ちまくって3割をキープするも2試合続けてのタコであっさりとお役御免となってしまい、そこからは代打と守備固めのみ、しかし件のカードに入る前は.258でしたから不思議な感じがして、それこそ高濱を失ったときの阪神ファンの気持ちがちょっと分かったような気がします。
中日では2割ちょいしか打てませんでしたが現状維持は即戦力外野手を多く獲っても加藤に期待するところがあるからでしょう、交流戦が終わってからのトレードでしたので公式戦で敵としての加藤に会うのは来季にお預け、試合は勝たせてもらいますが井口監督への痛烈なしっぺ返しを楽しみにしています。
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【オリオン村査定】 2200万円 → 査定不能 ※6/15に中日へ移籍