40 西村天裕 投手 31歳 年俸4000万円
【2024年成績】 12試合 0勝0敗0S 防御率6.62 17回2/3 18被安打 1被本塁打 10与四球 0与死球 15奪三振 被打率.265
キャリアハイだった昨季から一転して、見事なまでに二年目のジンクスにはまった西村です。
開幕一軍でしばらくは抑えていましたがGWの6失点炎上で抹消されて、交流戦明けに復帰するも一ヶ月も保たずに浦和に送還されて今季が終わりました。
故障があったわけでもなく二軍で25試合に投げてしかし呼ばれなかったのは内容が伴わなかったのが理由でしょう、鎌ケ谷でもピリッとしなかったです。
ハムの西村に戻った
目も当てられない防御率ですが被打率がさほどに高いわけでもなく、つまりはコントロールです。
日本ハムの西村は球威はあっても制球難で四球をきっかけに崩れるイメージが強くて昨季はまるで別人、それが戻ってしまったかのようです。
その懸念は練習試合、オープン戦のときからあって何度か指摘しましたが、抑えてもピシャリとはいかない、歩かせるまでに至らずもボール球が目立ちました。
それも際どいものよりもすっぽ抜けたかのような、制御しきれずといった感じでしかめっ面で置きにいって打たれる勝負弱さです。
割と簡単に追い込むも仕留めきれない、ことさら配球がさほど変わったわけではなく顕著なのはストレートの被打率が大幅に悪化したぐらいです。
つまりは西村にとってやはりストレートが生命線ということで、与四球もストレートが決まらずが最多でした。
ストレートを磨け
逆に言えば、ストレートさえ磨けばまた無双西村になる可能性があるということです。
リーグを跨いだ移籍ではなく今季にことさら研究が進んでやられたと言うよりは、西村自身に問題があると考えるのが妥当でしょう。
投手はちょっとしたズレで一気に衰えるため楽観視はできませんが、二軍ではふらふらがあってもイニングを大きく上回る圧倒的な奪三振力を誇って与四球も少ないためきっかけ一つのような、球威とコントロールのどちらに重きを置くかが悩ましいですが長所を磨く、パワー、がよいと考えます。
それも三振を狙ってのものではなく押し込むための球威を、三振を意識しなくなったことで、と好調の理由を話していた昨季を思い出しましょう。
幕張メインで
【オリオン村査定】 4000万円 → 3600万円 (▼10%)
ほぼ貢献できなかったことで、1割減としました。
球団の査定もそれに近い500万円ダウンでまあいいとこでしょう、現状維持だった坂本を下回って発奮材料にもなるはずです。
来季の観戦は幕張より鎌ケ谷メインになりそうで西村の写真が撮れない、そう嘆くような活躍であってください。