27 田村龍弘 捕手 29歳 年俸7000万円
【2023年成績】 78試合 181打数 6得点 30安打 打率.166 3二塁打 0三塁打 2本塁打 19打点 0盗塁 15四死球 38三振 得点圏打率.170
ドラフトのときに里崎ファンを公言しながらも後に実は城島ファンでしたとゲロった田村だけにこだわりもさして無かったのかもしれませんが、見放された感があった井口ロッテでの後期を吹っ切ってリスタートの思いもあったでしょう、背番号を27に変えての今季でした。
松川が二軍鍛錬モードに入ったこともあり開幕マスクなど出場数を増やして、しかし一昨年のレベルに戻っただけで正捕手への道は見えてきません。
その松川も来季は一軍をベースにするでしょうし植田の台頭もあり田村にとっての勝負はまだ続く、一軍も約束されていない覚悟が必要です。
らしさは戻らず
昨季は腰の不安が囁かれて二軍でも出たり出なかったりでしたが、ファンフェスタで投手をやりましたし体調面での懸念は無かったと思われます。
契約更改では「自分のプレースタイルとかも思い切って変えていかないと」とそれも背番号変更の理由に挙げていましたが、しかしそこに大きな変化は感じられず、こればっかりは右も左もそうだったためベンチ主導の疑いを拭えませんが、外中心のリードのままでした。
ただ危うい立場の自覚はあってその言葉どおりにチームとしての対外試合初戦となった国際交流試合こそ欠場しましたが練習試合の頭からスタメン出場でオープン戦でも多くマスクを被って、そして「去年は2試合しか出ていなかった」ため目標としていた開幕一軍をゲットします。
ここまでは思い描いたシナリオどおりだったのでしょうがしかし件のリード面で特徴を出せず打撃面でも低迷して、らしさを出し切れなかった一年でした。
若手と組ませるのもあり
田村ぐらいであればそれを肯定するデータを提示して攻めのリードができると思いたいのですが、チームの方針であれば難しいのかもしれません。
松川の代わりとばかりに美馬や西野らと組むのが大半で、しかし田村自身の考えを変えるためにも力のある若手と組ませるのも一考でしょう。
かつては高かったこともある盗塁阻止率はもう元に戻らないでしょうからキャッチング、ブロッキングを確実なものとして、投手の信頼を得るのも必須です。
打撃ではそもそも捕手としてはのレベルでしかなく投高打低があったにしても身長にも満たない率ではどうにもならず、里崎ばりのセーフティーや右打ちも影を潜めてまともに芯を食えないのが大半はどうしてしまったのか、これではスタメンへの足枷にしかなりません。
打てないなら打てないなりに進塁打に徹するなど工夫が欲しい、増えた犠打のサインを確実にこなすことも求められます。
現状維持かなぁ・・・
オリオン村査定】 7000万円 → 6000万円 (▼14%)
出場機会は増やしましたがそれほどのこともなく、昨オフに考えないでもなかったらしいFA移籍を今オフの宣言残留としたのは安定を求めたのもあるでしょう。
昨オフにまさかの500万円アップはFA移籍を見越してのBランクキープが目的だったにしてもさすがに違和感があって、里崎がそうだったように闇の複数年契約だったのかもしれず、この宣言残留で球団とどういう手の握りをしたかがかなり気になります。
ダウンは避けられないと思いますが現状維持もありそう、どうあれ二軍の年俸ではないわけで見合った一軍でのお仕事を期待します。
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