19 唐川侑己 投手 34歳 年俸1億円
【2023年成績】 6試合 0勝1敗0S 防御率7.04 7回2/3 15被安打 1被本塁打 1与四球 0与死球 2奪三振 被打率.429
年齢的に厳しいところにきている唐川は昨季は首を中心とした故障に悩まされて今季はどうだったんだろう、そもそも情報がほとんどありませんでした。
昨オフの契約更改では「益田が9回を投げて、その前の8回でつなぐ役目を僕はやりたいので」と意欲を見せましたが現実はほぼ二軍暮らし、その二軍でも防御率が3点台半ばと貫禄を見せられず、二年続けての不振に地元バリアが無ければ肩を叩かれたかもしれません。
童顔なので分かりづらいですがもう来季は35歳、ファンとしてはもう一花も二花も咲かせて欲しい、ZOZOマリンでまた唐川の鉄面皮を見せてください。
初めて勝てず
これと言った故障の情報は流れてきませんでしたがここ数年は隠密なロッテ、大きくはなくとも小さめの何かを抱えていたのかもしれません。
別メニューにはならずも練習試合での登板は無く、オープン戦でも最後の最後に僅か1イニングだけでした。
三者凡退の2奪三振は昭和であれば開幕に間に合えばよいとの考えで滑り込めたかもしれませんが令和では当たり前の開幕二軍、4月半ばに昇格するも投げれば打たれるの繰り返しで交流戦を前に抹消されて、次の一軍は10月、しかも4年以上ぶりの先発という驚きです。
二軍でも先発はやっていましたが佐々木千と同じく適性がどうと言うよりは持て余してあれこれ試しているといった感が無きにしも非ずで、期待を裏切る3回2失点はルーキーイヤーからの連続勝利記録が15年で途絶えてしまう哀しさよ、一つの時代の終わりを感じさせるものでした。
元々が被弾の少なくないタイプではありましたが二軍レベルで64回の9被弾はさすがに多い、球威の衰えなのかキレの喪失なのか、悩み深いです。
カット復活を
先発、リリーフとも故障者が多くて苦しい台所事情に万全の唐川が戻ってきてくれれば大助かりですが、さてさて、期待はしても計算はできそうもありません。
そもそもどっちつかずでいるうちはダメでしょう、今さら六回、あるいは100球はしんどそうでやはりリリーフでの再起がよいと考えます。
鍵を握るのはカットボールか、一時期は全部がそれぐらいに多投していましたが今季は半分ぐらいで慣れられたのもあるでしょうし自信を持って投げられなくなったのもありそう、しかし初代の制球命からゾーンで微妙に動くカットがあってこその二代目唐川だっただけに三代目の模索より二代の磨き上げでしょう。
大台を転落
【オリオン村査定】 1億円 → 7000万円 (▼30%)
おそらく今季までの3年契約は変動制、成績に見合わせてではなく段階を踏ませるそれで昨オフはまさかの昇給でした。
しかしそれで1億円になったことでダウン幅の制限も広がって、心情的にはそれを超える半分でもよいと思いつつ3割減がいいところでしょう。
それでも7000万円はチーム内で余裕のBランク、浦和で真っ黒になっている場合ではありません。
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