2020年通信簿 19 唐川侑己

19 唐川侑己 投手 31歳 年俸6200万円

【2020年成績】 32試合 1勝1敗0S 防御率1.19 30回1/3 22被安打 1被本塁打 9与四球 0与死球 23奪三振 被打率.208

開幕の段階でこの唐川の活躍を予想できた人は、全国1000万のロッテファンの中でも片手で足りるぐらいだったのではないかと思います。
今季の初登板は開幕から一ヶ月半ほど経ってからの7月末、そこまで一軍はおろか二軍でも行方不明でジャクソンが離脱をしたときでも声がかからなかったのは体調面での不安があったと思われ、ようやく7月中旬以降に二軍で2試合2イニングだけを投げての昇格から快投が始まりました。
そこから17試合連続無失点で18試合目に被弾で初失点、初黒星を喫しましたがその後も勝利の方程式の一員としてチームを支えての防御率1点台は見事です。
そうなれば気になるのは来季の起用法で、先発陣の離脱がありながらも、種市などはタイミングがドンピシャながらもその代わりとされなかったことからしてベンチとして唐川に先発をもう求めていないと思われますが本人の意向で今季も先発調整をしていただけにどうなるのか、今後の報道が待たれます。
またその待遇にしても昨季に防御率5点台で600万アップだったように地元出身ということもあり甘やかされていた感があるところでのFA権行使の揺さぶりで億に届くのかもしれず、一方でプロ入りから50試合前後の登板を重ねて昨季に2点台の防御率ながらも500万アップでしかなかった松永が他球団の話を聞きたがるのも大幅減俸を提示されたであろうことからして分からないでもなく、唐川のそれ次第で査定の妥当さが問題視されることになるかもしれません。

カットボール命

そんな唐川のピッチングを支えたのはカットボールで、解説者によってはストレートと見るなどその違いが分かりづらいほどにスピードが変わらずに小さく動くそれが半分以上を占めて、むしろストレートより伸びがあるのではないかと思うぐらいに高めでも勝負できたのが結果に結びついたのだと思います。
それが理由かこれまで変化球の主体だったスライダー、フォークではなくチェンジアップやカーブで緩急を使ってさらにそのカットボールを活かす組み立てにしたのも功を奏して、この配球の変化こそが唐川の変化、打者からすれば別人のように戸惑ったところもあったでしょう。
またかつてほどに精緻さはありませんが勝負ができるコントロール、与四球こそむしろ増えたぐらいですがこれまでは追い込んでもなかなか決められずに粘られた挙げ句に置きにいったボールを痛打されることが少なくなかったですが、自信が付いたのか早いカウントからの攻めの姿勢が見て取れました。
そういった短いイニングで叩き潰すのに一つの型ができたわけで、これが長いイングとなると単調さ、球種の少なさが災いをしそうな、リリーフですら慣れもあり来季は躓くこともあるでしょうしさらに先発となると140キロ台半ば近くを維持するのが難しくなれば厳しさは容易に想像ができます。
一昨年もリリーフとして結果を残しながらも翌年に繋げなかっただけに、この一つの型を手にしたシーズンがプロ入りで初めて先発ゼロだったことを天からの声と思って唐川には短いイニングを極めて欲しいのですが、もし今季の経験を先発復帰への足掛かりと考えるのであればその覚悟を見届けることにします。

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