月が改まる

昨季も開幕5連敗から始まって4月にいきなりの大勝で風向きが変わりましたので、明日から月が改まってまだこれからです。
マーティンにようやく、19打席目にして今季初ヒットが出ましたし本人もホッとした笑顔で次の打席も続けてのマルチ、さあ調子を上げてもらいましょう。
そのマーティンも含めて今日に出場した選手は中村奨を除いて全て5年以内にチームに加わった選手ですのでかつてのように負け癖でズルズルなんてことにはならないと、そう信じてまずは西武を叩き落としてAクラスに、たかが5試合、138試合も残っています。

守りの時間が長い

美馬は5回4安打2失点で高部が打球処理を誤らなければ1失点で済んだとなれば、最低限の試合を作ってくれたと言えなくもありません。
ただ立ち上がりは厳しいジャッジに不満顔な気の毒さはありましたがその後は左打者の外のボールがことごとく浮いてストライクにならず、とにかく球数が多い、場面を切り取ればさすがのピッチングではありましたがトータルでは先発としての責任を果たせたとは言い難いです。
美馬だけではなく小野と廣畑も球数こそそこそこでしたが走者を背負っての牽制が入ったために守りの時間が長く、国吉は国与四でさらに拍車をかけて致命的な追加点を与えてしまい、ただでさえ打てない打線のリズムを崩しまくりましたので援護の無さは共犯作業でしょう。
それでも廣畑、佐藤奨と無失点デビューは小沼に続いて新しい力がチームに勢いを付けてくれよと、チームのピンチは選手のチャンスです。

タイムリー欠乏症

相手のミスも手伝って今日もまずまず得点圏に走者を送りながらもあと一本が、2試合続けてのタイムリーゼロでした。
これには井口監督が「打撃コーチにしっかり言って指導してもらう」と丸投げのようですがこればっかりは教えてどうこうなるものではなく、普段からの心がけ、野球への取り組み、そして性格的なものが絡んできますので組織としての積み重ねが足りていないのでしょう。
コロナ特例で昇格した池田がプロ初出場初スタメンでやや芯を外されましたが大きな飛球を立て続けに、佐藤都は左腕から技ありのマルチ、松川はノーヒットながら堂々たる見逃し方で貫禄を見せて、鉄は熱いうちに打て、生ぬるいキャンプをやっている場合ではありません。
やはりコロナ特例で今季初打席の菅野も渋くヒットを放って大阪桐蔭優勝御礼のサヨナラスリーラン、とはなりませんでしたが福田光だって目の前にチャンスが転がっているのですから、藤岡のスタメン落ちなど幸いにも井口監督に変化の兆しがありますのでもう一押し、大局観をもってやっていくのみです。
そんな先のことを考えないと今が気が滅入るばかりの試合展開ですから今日はライトスタンドが1/4ほどしか入っていないのに17148人はさばを読んだのかあまりの不甲斐なさにチケットが捨てられたのか、せっかくの上限撤廃なのですから満員御礼が出るよう打って勝つ、それだけです。

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ソフトバンク 0 0 2 0 0 0 0 1 0 3 9 1
千葉ロッテ 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 8 1

◆3月31日(木) 千葉ロッテ−ソフトバンク3回戦(ソフトバンク3勝、14時1分、ZOZOマリン、17,148人)
▽勝 大関 1試合1勝
▽S 又吉 4試合1勝1S
▽敗 美馬 1試合1敗
▽本塁打 エチェバリア1号(大関)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、小野、廣畑、国吉、佐藤奨—松川
ソフトバンク 大関、津森、嘉弥真、又吉—甲斐

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