先発と打線が噛み合わず、それでも何とか勝ち越してもリリーフ陣が守り切れず、こういう野球を今季も数多く見ることになるのでしょう。
井口監督の「勝ちパターンが打たれたので仕方ない」とはそのとおりなのでしょうがとにかく悔しい、せめて引き分けであれば中継ぎ陣の試運転と割り切ることもできたでしょうが無駄遣い感が残ってしまい継投に疑問もありましたし、もやもや、もやもや、爆発です。
それにしても日ハムさん何してくれんのよ、最後に決められたのは田中和でしたが西川一人にやられたような試合で、しかも次に当たるソフトバンクに3タテ食らって勢い付けさせるとか嫌がらせかよ、まあ6点リードをひっくり返されたオリックスよりはマシと、地元で仕切り直しをするのみです。
164キロも・・・
佐々木朗は予定どおりにゲレーロの161キロを豪快に吹き飛ばす164キロは日本人として大谷の165キロに次ぐ自己ベストを記録して10奪三振も6回4安打2四球での3失点、そういった数字はポテンシャルを示すバロメータではあるものの野球はそれを競うものではありませんのでただのおまけでしかありません。
160キロ台でも当てられてしまうわけで、そして本人も反省をしていましたが失点はいずれも先頭打者への四球から始まったものでした。
立ち上がりはぶいぶいストレートを投げていましたが途中からフォークを多投したことでの握力低下もあったのか86球での交代も致し方なし、見事なピッチングながらも勝ちに繋がらないのは本格派にありがちではありますが、佐々木朗にはさっそくの試練です。
継投は一点を除けばこれ以外に無かったでしょうし、そして打たれたのですからそれが結果です。
ゲレーロは低めを意識すると加減したようなボールになるのでそこを意識させない方がよいような、もちろん佐々木朗ですらはじき返されるのですからゲレーロの高めも恐いですが力のある高めの方がまだよいのではないかと、そんなことを思った今日のピッチングでした。
益田は開幕から目覚めが遅いのはもう例年どおりとしか言いようが無く、そう自分に言い聞かせるしかありません。
それにしても鈴木のイニング跨ぎは、いや、ロングができるのが鈴木のアドバンテージではあるのですがいきなりかよと、右左を意識してのものでしょうが鈴木はことさら左打者を得手にしているわけではありませんし左に東條がイヤなのであれば左に強い田中靖ではダメだったのか、左を意識するなら田中和ではなくノリノリでも西川勝負の選択肢は無かったのか、この試合からマウンドに向かうようになった木村コーチに膝詰めで小一時間ほど聞いてみたいです。
バント練習しよ
打線はワンチャンでひっくり返しましたがマーティンの不発が痛い、地元で頑張ってもらいましょう。
その逆転劇は代打山口の今季初打席が左中間スタンドへのスリーランで、これで吹っ切れてくれるといいのですが、佐藤都もタイムリーツーベースを放ちましたのでファーストをどうするか、あまり動きすぎるのもあれですが山口を何とか活かしたくはあります。
しかし平沢はヤバいかもしれず、今日も四球に盗塁で先制点を導きましたが活躍があまりに地味で、一方でバント失敗が2度とミスが派手です。
2つめは変則左腕でしたので気の毒ではありましたがそんなことを言っていられる立場ではなく、エチェバリアが好守2つにヒットを打ちましたから取って代わられてしまうのか、もう少し見たい、見せてくれ、藤岡だって3三振ですしプレシーズンの貯金からして平沢>藤岡のはずですからエチェバリアを使うならショートでいきましょう、それでもダメな平沢であれば週末には藤岡とエチェバリアの三遊間でも文句は言いません。
岡も大事なところでバントをミスして、一方で守りはエチェバリアだけではなく藤原、松川も再三再四のバウンドを身を挺して止めて、唯一に弾いたもので同点になってしまったのが痛恨ですがプロ初ヒットにマルチ、勝っていれば佐々木朗の164キロとともに一面を大きく飾ったでしょうに残念です。
その他では小川の淡泊さはどうよ、和田の出番が無かったな、昨季は10月だった三木の初ヒットが3月に、そして高部の守備妨害はビデオを見る限りでは内を走っているなんて西岡みたいなわけでもなく、リードをしていて粘らずに引き下がったのが後を引きました。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 | 0 |
楽天 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1X | 6 | 10 | 1 |
◆3月27日(日) 楽天−千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、13時1分、楽天生命パーク、19,903人)
▽勝 松井裕 1試合1勝
▽敗 鈴木 1試合1敗
▽本塁打 山口1号(安樂)
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、西野、ゲレーロ、益田、東條、鈴木—松川
楽天 岸、ブセニッツ、安樂、弓削、西口、松井裕—安田、炭谷