三週間ぶりの連勝

こうなってしまえばカード初戦の守乱による負けがもったいなさすぎましたが、約三週間ぶりの連勝で無事に勝ち越しです。
ここまで交流戦は2カードを消化してパシフィックで貯金があるのはロッテのみ、となれば順調な出足でしょう。
積極さの裏返しか初回に不可解なマーティンの走塁死でイヤな流れから二回にスタメン復帰の安田に先制タイムリーツーベースが飛び出し、直後のチャンスはマーティンのライナーが正面を突いて残念すぎましたが三回には相手のミスからの追加点、四回のピンチを凌いだところで佐藤都の今季初アーチ、1点を失った六回もその裏にダメ押しとなる3点を奪うなど常に主導権を握ったままの余裕な勝利もかなり久しぶりです。
ちなみに好守に阻まれた不運もありノーヒットだったエチェバリアはマーティンから「コンパクトに逆方向を意識して」とアドバイスを受けているとのこと、マン振りでプルヒッターのマーティンのそれには笑ってしまいますが日本人選手にも当てはまりがいますのでそちらにも是非お願いします。

小島は六回完投

小島は6回4安打1失点、珍しくも140キロ台半ばに届くストレートを中心とした組み立てでの2勝目です。
そのストレートは高めに浮きがちでしたがスライダー、チェンジアップをそこそこ低めに集められましたのでむしろいいアクセントになったかもしれません。
しかし関門の六回に先頭打者をスリーボールから打ち取り二死までいきながら真ん中高めのストレートをバックスクリーンまで運ばれたのはもう宿痾なのか、これで24失点のうち約半分の11失点が六回ですから裏の援護点があっても98球での交代は妥当な判断なのでしょう。
もうこうなれば今季中にどうこうなるとも思えませんので六回を完投と考えればよいのではないかと、それで規定投球回には達しませんが五番手、六番手ですからまず足元を固めることを第一に、六回以降の防御率は18.56ですが五回までに限ればそれが2.48とエース級です。
最後を締めた横山は前回とは違って余裕が出てきたのかリリーフカーや投球練習では笑みのような顔つきが、サイドスローにしては重心が高いようにも思いますがキレッキレのストレートは魅力がありすぎて、シンカーをもう少し見たかったですが大満足の16球でした。

安田頑張れ

今日は犠牲フライが二本に盗塁が五個と、いつもはやられている野球でやっている側の気持ちよさをただ味わうだけでなく反面教師としてもらいたいです。
スタメン復帰の安田はいずれも引っ張ってのマルチヒットでレフトフライもストレートを叩けていましたので底を抜けたと思いたく、そして6点リードでその安田に代走鳥谷はDHですから守備固めでもなく、鳥谷を使いたい、でもスタメンとかは怖い、そんな井口監督の思惑にはさすがとしか言いようがありません。
犠牲フライと交流試合の全試合ヒットの角中は持ち味の粘りとしっかりと芯に捉えて、ちょっと落ちかけたところから戻しての3割キープは心強いです。
いつものおたおたした動きはありましたが四回には上手くバウンドを合わせて、藤岡がカットしやすいベストな返球は守りでも貢献しました。
残念だったのはレアードの4タコで吉田正に本塁打でリードも打点はほぼ同じ、そして八分もの打率差があるのでマーティンに続く月間MVPは厳しそうです。

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広島 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 6 1
千葉ロッテ 0 2 1 1 0 3 0 0 X 7 9 0

◆5月30日(日) 千葉ロッテ−広島3回戦(ロッテ2勝1敗、14時、ZOZOマリン、8,616人)
▽勝 小島 8試合2勝2敗
▽敗 ネバラスカス 1試合1敗
▽本塁打 佐藤都1号(高橋樹)、松山2号(小島)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、小野、大嶺、横山—佐藤都
広島 ネバラスカス、高橋樹、大道、中崎、中田—中村奨

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