七回を投げきってその裏の攻撃を祈るような眼差しで見守っていた佐々木朗でしたが、しかしその願いは届きませんでした。
7回4安打8奪三振の2失点は自責が1ですので見事なピッチングも、しかし地元初勝利は叶いません。
打線の援護があればもう3つぐらいは白星を積み重ねることができたはず、巡り合わせではありますが前回も8回2失点で勝てませんでしたから可哀想すぎます。
まだ88球で八回もいけたでしょうが中6日での次を考えたのだと思われ、またしても朗希で首位の一面を逃しましたが、来週こそ大阪の地で実現しましょう。
なぜ益田だったのか
それでも試合に勝てていれば、せめて引き分けで終わっていれば佐々木朗の力投も報われましたが、しかし益田が打たれて痛い星を落としました。
上沢とは違って千葉に縁もゆかりもない伊藤はオリックスを叩くことができず、ゲーム差が1.5に広がってダメージが倍増です。
それにしても登板間隔が空いていたのであれば分かりますがなぜ三連投の益田だったのか、リードをしていればしんどくても頑張ってくれとなるでしょうが、同点ですので唐川が投げるのだと思っていましたし、6連戦の頭3つに三連投でしかも負けとなれば明日、下手をすれば明後日も無理はさせられないでしょう。
それは体の疲れもそうですが心の疲れも相当なものがあるわけで、先日に国吉、佐々木千をベンチから外してムチを入れるどころか正念場を前に休養をさせた吉井コーチらしからぬ起用で、本人が志願をしたのか、いずれにしてもV逸となれば「あの試合が」と語り継がれるかもしれないぐらいにショックです。
二回で終わりたい
そもそも打線が点を取れないのが昨秋の大失速を思い出させます。
前日こそ四回に得点も相手がミスっただけで取ったのではなく与えられたものでしかなく、それを除けばこれで4試合続けての「三回以降は点を取ってはいけない病」で、さらには8試合続けての「3点を越えて点を取ってはいけない病」ですから先発陣はたまったものではないです。
あれは先取りではなく予告だ!とばかりに荻野が2試合連続の、佐々木朗が投げる試合では4試合目の先頭打者弾をかっ飛ばしましたが同じ佐々木朗組のマーティンは続けず、相手のミスもあって岡のタイムリーで追加点を取ったのが則本昂への最後のあがきでした。
加藤はついに100打席近くでの0割台に突入して一部のセントラルの投手にも劣るとなれば恥ずかしすぎ、中村奨も上向く気配がありません。
一時期に攻撃の起点となっていた藤岡もパタッと勢いが止まってここ数試合では体重にも満たない打率ですから、それであれば休ませて安田が正解でしょう。
出せと推してみれば全く反応できない牽制死と和田は自ら出番を狭めて、だからと言って藤原、角中に期待ができるわけでもなく、もう八方塞がりです。
春先に終盤の失点が多くて七回で終わりたいと思ったりもしましたが、今は中押しもダメ押しも取れずに二回で終わりたい、それなら勝てそうな気がします。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
楽天 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 5 | 1 |
千葉ロッテ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 1 |
◆10月7日(木) 千葉ロッテ−楽天24回戦(ロッテ15勝8敗1分、17時45分、ZOZOマリン、9,933人)
▽勝 宋家豪 58試合2勝3敗4S
▽S 安樂 54試合3勝2敗1S
▽敗 益田 61試合1勝6敗36S
▽本塁打 荻野10号(則本昂)、鈴木大10号(佐々木朗)
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、佐々木千、益田—加藤
楽天 則本昂、宋家豪、安樂—太田