育てながら勝つ

今日のエスコンは屋根を開けてクソ暑く風も強かったようでなぜとも思うのですが天然芝だけに日光浴の必要もありそうな、PayPayドームでは100万円ともされる開閉コストが2~3万円と嘘のような情報もあって空調代が浮くことを考えればむしろ省エネになるのかもしれません。
開放感あふれる中で競った試合は今日も1点差勝ちでの5連勝は球団史上初、NPB史上タイの16年ぶり5度目の快挙となりました。
西武、日本ハムと下位チームを相手にしてのものですがとりこぼさないという意味では地味に重要で、そして週明けにオリックスとの首位攻防戦が待っています。
下位との差も二桁に乗せて、と思ったら日本ハムが5位に落ちたことで楽天と9.5差はそれでもしばらくは下を見る必要は無さそう、貪欲に首位を狙いましょう。

横山がプロ初セーブ

そんな争いの渦中でもポリシーを崩さない吉井監督は徹底しています。
明日に試合が無いだけに連投であっても最後を益田、あるいはペルドモでもよかったはずが今週は既に3試合投げていたことで延長戦にでもならない限りは吉井メソッドで端っから対象外だったのでしょう、であれば西村、それこそ八回を任せるなら澤村で、とならないところに「育てながら勝つ」の姿勢が感じられます。
その期待に応えて横山がさくっと三者凡退のプロ初セーブで嬉しいお立ち台は初めてかもしれず、表の攻撃で石川慎のヒットがタイムで無効はネットで拾ってみれば大塚コーチがかけたなんてのが転がっていましたが挙げ句バント失敗のゲッツーのイヤな流れもあって足ガクガクはそりゃそうだ、しかし徐々に大事な場面での起用が増えていてそこも育成計画の一環、本人には自信が芽生えてベンチとしても疑問の余地無く送り出したであろう抜擢でした。
横山の課題はコントロールですが昨季に試していた足ぶらぶらをほぼ止めて落ち着いてきたような、どういう考えなのか本家師匠の益田も控えているのを真似ているだけかもしれませんがとにもかくにも浮いたり沈んだりしながらも横山が次代の守護神候補に向けて大きな一歩です。

種市が奪三振率トップに

種市は7回7安打2失点のHQSで6勝目です。
今日はストレートに力があって高めでもノープロブレム、どころか高めこそが威力バリバリで五十幡のタイムリーはやられましたが打ち取った打球も含めて捉えられた打球は数えるほどで、そして適当に荒れながらも与四球がゼロという種市にとっては最高のピッチングでした。
トミージョン手術を経て最多の123球は術後の復帰は西野に遅れましたがその西野が登板間隔を空けているのに対して種市はそこまででもなく球数もそう、完全復活は来季以降でしょうが順調に階段を上りつつあり、12奪三振で佐々木朗に続く100奪三振は佐々木朗が規定投球回から消えたため奪三振率はトップです。
ちなみにタイムリーの五十幡が一二塁間に飛び出したときの挟殺プレーは柿沼はホームを空けることはできず種市はそのバックアップにいたと思われ山口は中継に入って中村奨はセカンド付近でファーストはがら空き、こういうときは誰が入るべきなのか仕方がないのか、誰か教えてください。

タイミングよし

それほど長く投げるとは思っていませんでしたが山本拓は2回22球パーフェクトでも交代はオープナーで上原が4回、河野が1回、これで池田が抑えて田中正が締めていたら新庄監督はご満悦だったでしょうがそうは問屋が卸さない、連投の池田が躓いてくれました。
中村奨からストライクが入らなくなって守りやすくするためか実質敬遠にポランコにもボール先行、で甘く入ったところを見逃さなかったポランコが大仕事で中村奨もよく走りました、二死だったのもよかった、そうでなければあのスタートは切れなかったはずです。
先制された直後に同点アーチを叩き込んだ安田は左腕から今季初で今月は3割と調子を取り戻しつつあり、引っ張ってのそれにロッテファンは大喜びでしょう。
この僅差での5連勝は先発、リリーフ陣が頑張っているのもありますが結果的に打線が点を取るタイミングがよい、追い風が吹き始めました。

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千葉ロッテ 0 0 0 0 1 0 0 2 0 3 6 1
日本ハム 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2 7 0

◆7月9日(日) 日本ハム−千葉ロッテ13回戦(ロッテ10勝3敗、13時、エスコンフィールド、31,083人)
▽勝 種市 13試合6勝3敗
▽S 横山 14試合1S
▽敗 池田 28試合2敗
▽本塁打 安田6号(上原)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、澤村、横山—柿沼
日本ハム 山本拓、上原、河野、池田、田中正—郡司、伏見

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