プレシーズンの最終戦を勝って終わりました。
勝ち負けより内容とは言っても開幕まで一週間を切って多少なりとも意識はあるはず、負けて終わるよりはマシでしょう。
週が明けて週末まで自称評論家どもが順位予想とかをするであろうところでロッテがどういった扱いをされるかが手に取るように分かりますが、たまに上位予想をするのが一人か二人ぐらいいて、まあ優勝争いをするとされると逆目に出るケースが多いため下位に並ぶのをまったりと眺めるのもよきことです。
開幕ローテ
開幕ローテは福岡で小島、ボス、種市、地元で石川柊、西野、田中晴が濃厚です。
地元の頭までは確実でしょう、西野と田中晴の順序は次のカードから週5試合になることでどちらが優先されるかそこはまだ読めません。
さて種市、5回1失点にまとめましたが6安打を浴びて77球もちょい多め、ストライクとボールがはっきりとしがちで好投とは言い難いものがありましたがばらけるのが種市ですしストレートに数字も出ていてさして心配することも無さそうな、それより打線の援護があるかどうかが心配です。
ボールの走りも悪くはなく課題があるとすれば球数が多いことでのスタミナで、早いイニングで押し込めている高めを中盤以降もいけるかどうかが鍵となります。
出ない・・・
一方でスピードに乗れないのが益田と鈴木です。
両者とも1回1安打零封と無難な結果でしたが益田は140キロ台半ばでこれではしんどい、投げてみないとどうなるか分からない感じです。
名球会がかかっていて守護神に揺るぎは無いでしょうが最後まで締めで投げさせなかったのは何か意味があるのか、気にならないわけではありません。
鈴木のエンジンのかかりの遅さもそのままで二人目までは140キロ台前半、三人目以降に140キロ台半ばとなりましたが昨季より数キロ足りないままです。
暖かくなればってのはドームで関係が無いですしここ数日は外も暖かい、現守護神と次を狙う候補がともに不安を残したまま開幕を迎えます。
せっかくのチャンスを
秋山と競うように廣畑も摩訶不思議です。
ここにきての起用は何なんだろう、練習試合で1試合投げただけだったのに最後の最後に続けての「抜擢」が意味するところが不明です。
ともあれ廣畑にとってはアピールのチャンスに歩かせてしまう哀しさよ、せっかくの2奪三振をちゃらにしてしまう失態でした。
福浦教?
このカードではそれなりにヒットを打ちましたが決定打に欠いて、もうひと押しができないモヤモヤです。
いきなり3連打で先制するも無死一二塁で追加点を取れず、二回の一死二三塁も点にならず、五回にようやく勝ち越しは相手バッテリーからのプレゼントでした。
今日は真ん中がことごとく凡打でこれでは点になるわけもなく、両大砲が湿ればこんなもの、せっかく久々にヒットを打ったのに牽制で刺された和田や生命線のバントが決まらない小川と、持ち味を活かせなかったのも消化不良はいつもの野球と言ってしまえばそれまでです。
全体的に福浦教が浸透してきたのか逆方向のバッティングが目立ってコースに逆らわないのはよいですが猫も杓子もになってやいないかと、高部が顕著で引っ張った打球を最後に見たのはいつだっけとは大げさですが、合わせるバッティングではなく叩いての見事さがせめてもの救いではあります。
ノンストップ西川
そして西川が止まりません。
必ずしも芯を食った打球ばかりではありませんが飛んだところがいいのはしっかりスイングできているから、なんてのは精神論で論理的な裏打ちがあるわけではないにしても面白いようにヒットになる、取って置けよと言いたくなるぐらいに、遂に4割を超えて異次元の存在になっています。
16安打は12球団で2番目に多く、今日の3安打猛打賞で昨季に上田が一軍で放ったヒット数を上回りました。
その上田がルーキーイヤーに目標とした80安打50打点を西川なら達成できるのではと期待はうなぎ登りで、開幕スタメンは確実、クリーンアップもありえます。
野球の季節
投手との相性で組み替えるにしても最後に名を連ねた面々が基本となるのではないかと、開幕スタメンも大きく変わることは無いでしょう。
いや、吉井監督だから油断大敵、それを予想するのも一つの楽しみです。
推しメン、開幕一軍、開幕スタメンをあれこれ考える週の前半、答え合わせの週の後半、野球の季節がやってきました。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 | 1 |
巨人 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0 |
◆3月23日(日) 巨人−千葉ロッテ4回戦(ロッテ2勝1敗1分、14時1分、東京ドーム、40,968人)
▽勝 種市 3試合1勝
▽S 廣畑 3試合1勝1S
▽敗 石川 4試合1敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、益田、ゲレーロ、鈴木、廣畑—佐藤、寺地
巨人 石川、田中瑛、泉、ケラー、大勢—甲斐、大城卓、岸田