昨季は開幕5連敗で3月に1つも勝てませんでしたが、今季は幸先よく開幕戦勝利です。
五回までは則本にノーヒットに抑えられてどうなることかと頭を抱えましたが六回に平沢の四球から始まって高部のセーフティーを茂木が掴み損ねてマーティンが死球で満塁、中村奨は怪しいストライクで追い込まれましたが上手くバットに乗せてのレフト前が先制タイムリーとなり、そしてレアードが追撃です。
平沢になるとなぜか制球を乱すのはワンダーワールドですし内の厳しいところをきっちり見送って、前の打席でもしっかり捉えていましたし、ヒットこそ打てませんでしたがこういった貢献をベンチにはしっかり評価してあげて欲しい、明日の岸にもぶつけてやってください。
ただ守りはネジを巻き直さないと、二度の痛烈な打球は難しくはあれど止めるぐらいはして欲しかったですしスローイングミスもあり、七回に立て続けにやらかしたこともあってか直後にエチェバリアに代わられましたので上手く守れとは言わない、泥臭くてもいいのでボールに当たりにいってもらいたいです。
そんな平沢との里帰りトレードを何度か提案した藤平は相変わらずの制球難でしかしストレートに力はありましたから環境を変えれば何かが変わるかもしれず、平沢はもう出せないのでお得意の広義の地元で成田はどうだろう、弓削を中継ぎで使うぐらいですので悪くもないでしょう。
ニュー石川
手術明けからピッチングスタイルが変わりつつあり今日も無四球で7回3安打零封、お立ち台で「今年は優勝します」と意欲的になったのもそう、これまではそれをするとろくなことにならなかったのですが、見事な開幕戦白星のナイスピッチでした。
ストレートに数字が出ないときの石川はダメ、のパターンからも脱却してそもそもシンプルなストレートはほとんど投げていなかったのではないかと、シンカーがやたら多くてここぞでコーナーに決まって、そしてボルシンガーばりのグラウンダーで危なげがなかったです。
7回95球でしたので佐々木朗に120球指令を出したぐらいですから八回、そして完封を狙わせるかとも思いましたが七回にやや思ったところに投げられなくなったからか、まだ春先なので無理をさせなかったのか、早く他の投手にマウンドを経験させたかったからか、もういいですだったのか、そこは興味があります。
その石川を継いだゲレーロは公式戦では球団記録となる161キロ、は二日後に更新されるのでしょうが、例によってばらけ気味でしたが鍵を握ると見ているスライダーが決まって上々の出足だったのではないかと、走者を背負ってもオロオロするところはありませんでした。
最後の益田は上から3人を投入するので3連投もありえる、セーブシチュエーションではない、ことからしてどうかとも思いましたが開幕戦だけにきれいに勝ちたかったのでしょう、12球の三者凡退で終わってよかったです、明日、明後日もよろしくお願いします。
守り勝ち
石川の好投はありましたがそれを支えたのは守り、平沢のやらかしを除けば堅い守りでした。
四回が象徴的で藤岡、中村奨とポジショニングばっちりはシフトではあれどヒットコースでしたし、七回のピンチは岡が一直線です。
広義の守りというところでは石川が開口一番に誉めた松川のリードは内を効果的に、際どいところを微動だにしないキャッチングでストライクを引き出し、まともに捉えることができなかったバッティングはノーヒットでしたが練習試合、オープン戦であったっけ、のバントも一球で決めるセンスの良さです。
その松川が最後までマスクを被ったのは捕手3人で佐藤都が野手としてのスタメンだったこともあったような、やはりあったっけ、のファーストはプロ初でもちろん練習はしているのでしょうがこういうのってどうなんだろう、自分的にはあまり感心はできません。
そんなこんなで岡のハードラックだったり終盤に攻めきれなかったりはしましたが全打点がクリーンアップを前向きに、これまた明日もお願いします。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 4 | 6 | 1 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
◆3月25日(金) 楽天−千葉ロッテ1回戦(ロッテ1勝、16時1分、楽天生命パーク、20,564人)
▽勝 石川 1試合1勝
▽敗 則本 1試合1敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、ゲレーロ、益田—松川
楽天 則本、弓削、西垣、藤平、小峯—安田