1つ寝るだけで動きがありました。
まるで枠が空くのを待っていたかのようにポランコはメルセデスに続いて巨人をお払い箱になった助っ人、と言えば聞こえは悪いですが今季にそれなりの数字を残していて難があると言われている守りでウォーカーとの両翼は勘弁と天秤にかけた結果のリリースらしくそこは気にしないことにします。
基本はその守りを考えればDHでの起用となるのでしょう、そうなれば井上を使うとなると山口がライトなのか、あれこれ選択肢が増えるのはよいことです。
性格はいいらしい
ポランコの響きはフランコに似ていて見た目はどこかホールを思い出させて、フランコはもちろんのことホールも数字は悪くなかったですがミューレンをいじめまくったりして愛甲や小宮山に最低の外国人だったと言われる性格の悪さは今は塀の中、一方でポランコはこのオフの帰国の際にチームメイトが見送りにきたとなればそのあたりの心配は無さそうな、メルセデスや村田コーチと知った顔がいることでチームにもとけ込みやすいのではないかと思います。
肝心のバッティングはメジャー通算96発で20発以上もあり、しかしそれも来日の4年前はドミンゲスがそうでしたから額面どおりには受け取れませんがアドバンテージはNPBでの実績ありで、リーグの違いがあるため蓋を開けるまでは何とも言えませんが少しぐらいの担保にはなるでしょう。
もっとも例によってロッテ戦では打ちまくったという大下、メルセデスと同じパターンではあり、交流戦ではロッテだけではなくオリックスにも機能しましたが他はからっきしだっただけにデータも取られているでしょうし、この一年で本人に油断が無いことを願いたいものです。
データ的には・・・
吉井監督は「長打力を期待しているのでホームランをたくさん打ってチームに貢献してほしい」と当然の期待を口にしています。
今季が24発ですから最低でも20発を、懸念があるとすれば東京ドームで13本、神宮で7本とその8割以上が打者に有利な球場で放ったものでセントラルよりもパシフィックは球場が広いだけにどうなんだろう、分母が小さい参考値ではあれ交流戦ではホームランはおろか長打はロッテ戦のツーベースが2本にスリーベースが1本だけでいずれも東京ドーム、リーグ戦での京セラドームでツーベースが1本あったのを除いたパシフィックを相手にその本拠地で長打はゼロです。
そんなこんなで期待半分不安半分、気持ち的にはソフトバンクの敵を巨人で討つ、でもないですが金満相手にポランコ、メルセデスが大活躍という絵を見たいのですがまずは野手助っ人ゼロの危機を免れただけでもよしとして、まだ枠はありますから次なる矢が放たれるのを待ちましょう。