和田のお立ち台が吹っ飛ぶ

和田が久々のスタメンは吉井監督いわく「打撃練習でいい打球を打っていたので」って前日に決めて本人にも伝えるんじゃなかったでしたっけ、まあ山口の予定が盗塁のときにでもやっちまったのかベンチ外だったことで急遽のそれだったのか、どうあれ抜擢に応えての5打点が報われませんでした。
上手く拾っての技ありとコースヒットで4打点、さらには同点に追い付くスクイズと見事な活躍ぶりです。
勝っていれば当然に和田がお立ち台だったはずで、しかし種市の突発性炎上症候群の発症と益田のやらかしで吹っ飛んでしまいました。
この負けは痛いなぁ、完全な勝ちゲームでスイープを食らわせていればしばらくは楽天の脅威は感じないで済みましたし、週明けに地元での西武戦でさらに開幕連勝記録を伸ばす勢いにもなったはずで、このまさかの逆転負けで初戦を落とすと一気に獅子に食い破られてしまうかもしれません。

豹変にも程がある

美馬かよ、そんな種市の予兆の無い炎上はベンチとしても想定外だったでしょう。
これがそこまで1点でも2点でも取られていたら、あるいは走者を背負うピッチングを続けていたのであれば準備ぐらいはしていたでしょうが、五回まで僅か45球でのパーフェクトは楽天打線の不甲斐なさがあったにせよそれで代え時を逸したのは分からないでもありません。
せめて辰己のあれがタイムリーであれば踏ん切ったでしょうが放り込まれて塁上が空になったのが迷いになったとしてもおかしくはなく、次の浅村を歩かせて慌てて岩下にスイッチしましたがその岩下もいきなり歩かせて連打を浴びて濁流に押し流されてしまいました。
ただ今季の種市はこの豹変がままあって前回登板もそうでしたし、本人と言うよりは吉井監督、小野コーチがこれを糧にするしかありません。

なぜ益田

結果的には継投が遅れてそれを悔いる吉井監督ですが、しかし自分に言わせばそこじゃない、益田の起用こそが采配ミスでした。
守護神という立ち位置は同点の九回に投げるのがセオリーではあっても前日に26球を投げてピシャリならまだしもエラーがあったにせよふらふらしていて今日は出番が無いだろうと、しかもセーブシチュエーションでもなく敢えてあそこで益田を投げさせたのが理解に苦しみます。
澤村、中村稔、国吉、吉田という名前と並べての益田はただの名前だけで自分だったら国吉一択、十回は澤村、十一回までいったら仕方なく益田ですし打順の並びでによっては中村稔とイーブン、それほどに益田のコールには不安しかありませんでした。
これでまた低迷期に入ってしまうのかそう思えてしまうぐらいに先頭への四球がしょぼすぎて、悪いときの益田の典型です。

よく打ったよ

仙台にはいないと思っていたポランコは山口の代わりかベンチ入りはしましたが、頭数揃えで終わりました。
それでも打撃陣は例によっての相手の四球禍を逃さず一気呵成に6得点、引っくり返されてもしょげずに追い付いて今日は敗戦の責はありません。
前日に守備固めで交代した岡がスタメンを外れたのが気になりますがこれまでもままありましたしベテラン扱いなのでしょう、それでも藤原がタイムリーを放つなど穴を感じさせずスタメンでノーヒットは角中と高部だけでしかし四球を選んで貢献しています。
勝負の八回、九回が黙りでしたが延長に入ればやってくれるとの期待があって、打てない打線が打って勝てないのが哀しすぎです。
十回に先頭の和田が出塁して藤原が送って藤岡がもし打てなくても代打ポランコ、もしくはソトの勝ち越しタイムリーを夢見ましたが夢で自力Vが消滅しました。

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◆7月28日(日) 楽天−千葉ロッテ16回戦(ロッテ9勝6敗1分、16時、楽天モバイルパーク、25,026人)
▽勝 則本 35試合3勝1敗21S
▽敗 益田 29試合1勝3敗16S
▽本塁打 辰己4号(種市)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、岩下、坂本、鈴木、益田—佐藤
楽天 ポンセ、荘司、弓削、宋家豪、酒居、鈴木翔、則本—太田、石原

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