今年も例年より遅いタイミングとなりましたが、トライアウトが開催をされて新旧57選手が参加をしました。
トップニュースで報じられたのはやはり新庄で、48歳にしてあの体つきは見事ですし3打数1安打1四球とこれは打たれた投手、歩かせた投手が可哀想と言えば可哀想ではあるのですがそこはプロの世界で生き残るには避けられない試練で、そして歩かせた高野は新庄にトドメを刺されたかもしれません。
とは言え現実的にNPBからオファーがあるとはとても思えず、興行というところではある意味でファンの無責任にも思える「見てみたい」という声に応えるのもプロなのかもしれませんが、自ら6日間という期間を定めましたので一週間後には新たな目標に向けて動く新庄が見られることになるのでしょう。
話題性というところでは藤川、伊良部、ラミレスを入団させた高知が手を挙げるかもしれませんが、新庄がNPB以外に目を向けるとも思えません。
そもそも12球団40人ほどがのスカウト、関係者が姿を見せたとのことですがここに参加をしている時点でほぼ終わっているも同然なのがここ数年の傾向で、不参加の内川は相変わらずのタンパリングでヤクルトに内定をしているようですし能見はオリックスが、福留と山下は中日が、鈴木は阪神が興味を示していると報じられていて、よって松田遼が参加だったのがやや意外でしたがその内川ら、あるいは加治屋などが明日から決まっていくのだと思います。
細谷はどうなる
ロッテでは内、渡邉が参加、大谷、細谷、三家、鎌田が不参加でした。
大谷はオファーを待つとの報道が前日にあったのが手応えによるものなのかプライドが邪魔をしたのか、同じく現役続行を志向しながらも小窪、石川などのベテランもそう、しかしそのまま声がかからないケースも多いので新庄とは違って期限は設けずも勝負の一週間となります。
それとは対照的に内は1奪三振を含む3人をノーヒットに抑えましたし元の年俸が高くないので1200万ぐらいの条件での折り合いはありそうとはファン心情ですがどうなるか、また渡邉は2奪三振を含む3人をノーヒットとさらなるアピールもしかし実績不足と中途半端な年齢からかなり厳しいでしょう。
そして細谷、他の選手は二軍での数字に乏しかったり内容が伴っていなかったのに対して数字からしてもチーム事情からしても一軍に呼ばれなかったのが理不尽でかなりなやり残し感があるはずなので、1シーズンながらもレギュラーに近い結果を残したこともありますし不参加だったのは既に行き先が決まっていてのものであればいいのですが、野球への情熱が失われてのものでないことを願いたく、また来年もどこかで「サンキュー!○○!」と叫ぶ細谷を見たいです。
三家も育成枠、解雇、テスト入団の経緯のハングリー精神で参加と思っていただけに意外、鎌田はNPBの壁にもう諦めたのか、もしそうであればスタッフとして次の道を示すロッテであってもらいたく、そして内や大谷、細谷の夢が破れても来春のオープン戦でファンにその姿を見せてくれる舞台をお願いします。