背中のチャックを探してみる

2カード連続でスイープを食らいました。
あの継投ミスに端を発して坂道を転げ落ちるような6連敗に「自分に何ができるかしっかり整理して、新しい気持ちで土曜日、球場に来てください」とは吉井監督、お前がな、とそれに突っ込んだロッテファンが全国で500万人ぐらいはいそう、それぐらいに迷走が際立っています。
今日に高野脩を抹消しましたが二保はそのままでしかし前日の球数もあってかベンチを外れて敗戦処理の仕事ができず、いや、いてもできないか、あれこれ理由を探して申し訳なかったと責任を被って1回2/3で8安打3四球の投手をそのまま一軍に置いておく考えが理解できません。
二保と個人的な繋がりがあるなんて話も聞こえてきますがPAMSの醜態をコーチとしてすぐ側で目にして苦虫を噛みつぶしていたのではないのか、立場が変わって監督としてもし同じことをしているようであれば話にならない、中身は別人ではと背中のチャックを探してみたくもなります。
そして上田を落としたのは守備に難がある石川慎を引っ張り上げてDHで起用すればソトがファーストを守って上田はベンチにいるよりは二軍で打席を重ねた方がよい、と一見すると今日のオーダーのように妥当ではあるにしても、うがった見方をすれば今日もタコ以前にまともにフィールドに打ち返せずヘイトが集まる中村奨に「上田をサードで」の声を封じるためとも思えてしまって、スタメン落ちどころかさらに立場が盤石になった布陣です。
どうあれ2安打ではどうにもならず切り札角中も四球を選ぶのが精一杯、八回の中村奨の打席からヤケクソのようになったライトスタンドが印象的でした。

そりゃねぇ

山川に先制ツーランを浴びてしゃがみ込んでしまった西野には負けを認めるその姿に叱咤したくもなりますが、しかしその気持ちも分かります。
この連敗中は半分が零封負けの僅かに6得点で1試合平均でジャスト1点しか取れない味方打線に2点のビハインドを負わせてしまえば以上終了で、たった2点がロッテでは大きな2点でもう終わったと、田村の話を聞くその表情はもう放心しているようにしか、心ここに在らずにしか見えませんでした。
ピッチングとしてそこまで悪かったとは思いませんが初球の入りが結果的に安易だったのと走者を背負うと窮屈になったのはやはり1点を失う恐怖がもたらしたのか、五回の致命的な失点は惰性でしかなく実質的にはこの被弾で試合が決まってよってその背中には絶望感が張り付いています。

確かな一歩

そんな中で光明は岩下の一軍復帰で難病からここまで早く戻ってこれたとは喜ばしい、本人が一番に驚いているかもしれません。
走者を出すも併殺に仕留めて三人で終えて、ストレートは150キロオーバーもあってただ上下のバランスがもうひとつなのが気にはなって、しかしまだまだこれから、肩肘を痛めたわけではないので登板間隔にどういった配慮が必要かが分かりませんが確かな一歩を踏み出しました。

目論見崩壊

この展開に鈴木、澤田の無失点コンビを投入するアホさにはため息しか出ませんが二保がいなくて澤村への気遣いがあれば他に選択肢がそれほどあるわけでもなく、よって最後は国吉かと思いましたが横山を落として守護神復帰への地ならしか益田が登場です。
そして面白いように左打者の膝元にストレート、シンカーが決まっての連続奪三振で目論見どおりになるかと思いきや投げミスの真ん中を痛打されたらもう大変、ぶつけて上手く拾われてあっさりと失点となれば普通に考えてこのまま締めの益田はありえないでしょう。
鈴木か澤田か、西村はちょっと四球が多いので無いかな、それでも益田なのか、次にいつそういったシチュエーションになるか定かではありませんが注目です。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 0 0 0 2 3 0 0 0 1 6 11 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0

◆4月25日(木) 千葉ロッテ−ソフトバンク6回戦(ソフトバンク5勝1敗、18時、ZOZOマリン、24,331人)
▽勝 大津 3試合3勝
▽敗 西野 4試合2勝2敗
▽本塁打 山川5号(西野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、鈴木、岩下、澤田、益田—田村
ソフトバンク 大津、藤井、石川—海野、甲斐

© 2007 オリオン村