ピンチの裏にチャンスあり

どうしても一日遅れになってしまう一面紹介、主要4紙ではさすがに菅野で報知がこぼれましたが他は澤村で、やはりデザインが素敵だったのはニッカンです。
ネットでは澤村表記も紙面では沢村との使い分けは齋藤と斉藤もそうなのか、が気になったりもして、そしてここ連日のロッテ一面に心が躍ります。
そんな今日は今季初のバックネット裏に勇んだものの七回ぐらいからぱらつき始めて、遠くで光っていたものが徐々に近づく雷鳴に八回にはかなりな大粒でしたがカメラは待避させたものの雨具なしでの観戦、涙雨にならずに逃げ切りの6連勝は濡れ鼠でも我慢をした甲斐がありました。
ちなみにこれまた今季初の開門での入場だったのですが試合前の練習はロッテのそれを見ることはできず、時間割が変わったのかもしれません。
そのため加藤の状態が分からなかったのですがベンチにはいて笑顔を振りまいていたので異変があったとしても大事は至っていない模様ながらもそれはそれで持っていなさが爆発で、そして死球で人差し指にボールが当たった田村は明日は無理との井口監督ですのでこちらは大事かもしれず詳報を待ちます。

小島が完済

小島が5勝目で借金を完済して五分に戻し、防御率も3点台半ばとそれらしくなってきました。
課題の立ち上がりをすんなりと乗り切ると4四死球とは思えないぐらいにゾーンでの勝負ができていて、大胆に内を突く配球もよかったです。
あまり高めに浮くボールがなかったのは低めを意識してのものであれば思いどおりに投げられたのではないかと、五回に二死満塁とこの試合で最大のピンチになりましたが松本への二球目、膝元へのストレートが後ろからは外れたように見えましたがストライクになったことで外の抜いたボールに手を出さざるをえなくなった、この一球がこの試合の最大のポイントだったでしょう、それも思い切って投げ込んでこそのバッテリーの勝利です。
柿沼に代わってリズムが狂いやしないかと心配をしましたが簡単に三人で抑えて杞憂に終わり、それだけに本人が悔やんだように球数からして八回、あるいはプロ初完封もと思った矢先の失点はそれでも前日に勝利の方程式が総出だったことからすれば七回を投げてくれただけでも御の字です。
継いだハーマンは中田の痛烈なライナーをキャッチ、と言うよりはたまたま打球がグラブに入っての三者凡退、益田はふらつきながらもリーグトップの22セーブと今日もリリーフ陣が締めての接戦勝ち、この二人は明日は無理でしょうからブルペンの総意は打線の爆発であることは言うまでもありません。

藤岡が攻守に躍動

その糞詰まり打線はピンチの裏にチャンスあり、五回のピンチを切り抜けたその裏に藤岡の2点タイムリーツーベースが決勝打となりました。
笑顔が見られましたのでこれをきっかけにして欲しい井上の2本目のセンター前ヒットを田村が送ろうとするも件の死球で一死一二塁、ここでのリクエストはファール判定だったものに対したのでしょうがスタンドへの説明は無く、選手たちも見上げるビジョンにも映らず、この運営は反省材料です。
ここで好投の金子を代えたのはこれまで3回44球が最多でそこまでの55球で限界と見たのであれば早まったような、キラーとして投入された加藤が左腕を苦手にする藤岡に打たれてしまえば日本ハムが下位に沈むのも必然にも思えて、策士策に溺れるといった体になっています。
その藤岡は外に構えたボールが内に入ってきたのを逃さずに引っ張った、のが昨季までとは違うところで、遠回りをするスイングがまた増えてきていますのでなかなか率は上がりませんが、この引っ張る気持ちを忘れずにいれば春先の調子に近づくこともあるでしょう。
守っては九回の先頭打者の打球がセンターに抜けるか、のところで最後のひと伸びで捕球、素早いスローイングも見事でした。
井口監督が愚痴るように犠牲フライが打てなかったり、大事なところで佐藤がバントをミスるなど拙さが目立つ中で、綱渡りのワンチャン野球が続きます。

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◆9月9日(水) 千葉ロッテ−日本ハム14回戦(ロッテ9勝5敗、18時、ZOZOマリン、4,956人)
▽勝 小島 12試合5勝5敗
▽S 益田 33試合1勝2敗22S
▽敗 金子 22試合1勝3敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、ハーマン、益田—田村、柿沼
日本ハム 金子、加藤、鈴木健、福田、井口—清水

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