鳥谷のスタメンだけではなく四番高濱、ここまで放置していた石崎となぜに関西の阪神ファンに気遣った起用をしなければならないのかが理解の範囲外ですが、さらには佐藤に決勝も含む二発を献上するなどおもてなし爆発、アホらしいタイガース祭りのお手伝いとなってしまいました。
それでも鳥谷のツマ、その起用の言い訳に利用されただけであっても高濱、石崎にとっては大きなチャンスになったわけで、石崎は残念な結果に終わりましたが高濱は見事なアーチを叩き込んでいいアピールができたのではないかと、明日以降も鳥谷を上回れば後半戦開幕一軍で後れを取ることはないはずですがそこは井口監督、あの手この手で策を弄してくるでしょうから高濱にはそれを跳ね飛ばすぐらいの活躍を見せつけましょう。
小野はなぁ・・・
今季の推しメンとした小野は上向きへの兆しが見られず、打たれたのはいずれも甘く入ったにせよ例によっての浮いたボールではなかったにせよ「行く先はボールに聞いてくれ」なのが相変わらずで、ストレートを狙い打ちにされている感もあり、配球の立て直しが必要そうです。
数字だけを見れば4月までの大炎上から以降は2点台前半の防御率ですから文句は付けられないのですが要所で打たれるのはこの試合と同じで、ほぼストレートとスライダーの少ない球種と炎上癖からハーマンとどっこい、このままでは大事な場面は任せられません。
昨季はもう少しフォークを使っていたように思いますし緩いボールも覚えたい、チェンジアップやカーブを投げられないわけではないはずなので二軍で修練させるか、昨季の出足のように敗戦処理をメインにしてOJTで手入れをしていかないと、今後に好投したとしても来季の今ごろもまた嘆くことになりそうです。
佐々木朗はこんなものでしょう、中6日を試すと報じられていますがそれであれば41球での交代でどれほどの意味があるのかが疑問ですしそれを試すのは二軍の公式戦でもよいような、ロメロの合流もあり興行的にそれほど盛り上がっているようでもなく、特別扱いは不要でしょう。
和田が頑張る
藤原を差し置いて核弾頭の和田が一時は同点に追いつくタイムリーを放ち、先日の鎌ケ谷でもバッティングの力強さと巧さを披露しましたし、足だけではもったいないと井口監督が思ってくれればいいのですが、来季に政権交代があれば後半戦は二軍でとも思いますがそうはならないでしょうから悩ましいです。
そして小川と藤岡の二遊間は逆であれば面白かったのに、もちろんセカンドの練習などはやっていない藤岡に無理な相談であることは承知の上ですが、せっかく中村奨の全試合フルイニング出場という足枷の無いエキシビションマッチで藤岡がセカンドを守ったときの波紋を見てみたかったりもします。
そして植田はリードでは決勝点を与えて捕手として悔しかったでしょうが盗塁を刺して印象付けられたのではないかと、記念すべき「デビュー戦」でした。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 5 | 0 |
阪神 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | X | 6 | 8 | 1 |
◆7月27日(火) 阪神−千葉ロッテ1回戦(阪神1勝、18時、甲子園、知らん)
▽勝 小林 1試合1勝
▽S エドワーズ 1試合1S
▽敗 小野 1試合1敗
▽本塁打 佐藤1号(佐々木朗)、2号(小野)、高濱1号(藤浪)、大山1号(横山)
▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、フローレス、石崎、横山、土居、小野—田村、植田
阪神 藤浪、石井将、石井大、伊藤和、小林、エドワーズ—坂本