投手はこうなった

打撃陣があんなとなると守り勝つ野球をせざるを得ない現状で、しかし不安の残るプレシーズンでした。
オープン戦の防御率は3.60でチーム順位と同じくブービーはブービーメーカーの阪神と0.01しか違わず、若手が中心ではあっても対する打者もそうで差し引いて考えることもできない練習試合ですら4.08と下からの突き上げが弱く、やりくりが大変になりそうです。
開幕時点での新しい顔は中森ぐらいか、コルデロが期待ハズレでフェルナンデス、ダイクストラも二軍スタートという悲惨な状況にもなりそうな流れです。

先発ローテ

先発ローテは吉井監督が明言した小島、種市、佐々木に加えて、西野、メルセデス、中森になりそうです。
動くとすれば6席目で実績を重視するのであれば美馬の可能性も無きにしも非ず、ただ直近の二軍戦で5回9安打2失点だったのに対して中森は4回6安打2失点とその差は極めて微々たるものですが中森に軍配を上げたくもあり、先々を考えればなおさらに、自分であれば中森を起用します。
拾いものかと話題になったダイクストラがその後にあまり使われなかったのと4試合3敗と勝ち星には恵まれなかったもののメルセデスが練習試合、オープン戦で防御率2.08と無難にまとめただけにこちらはほぼ間違いなく、ただ投げ抹消でダイクストラと交互になるかは初戦のピッチング次第でしょう。
これは中森&美馬にも言えることで、西野はどうする、代わりがいないことと本人が今季こそ中6日と強い意欲を見せているだけに当面はぐるぐる回しそうです。
中森に続くホープと期待された田中晴は二軍スタートを吉井監督が明言してその二軍で先発するも6失点で5回途中KOとまだまだこれから、そもそも昨季はほとんど実戦で投げておらず焦らずじっくりと、夏過ぎぐらいに名前が聞かれるような今季としてくれればと思います。
他では本前はまず完治が優先でオープン戦に呼ばれなかった唐川は厳しい、東條は復帰しても先発なのか、二木はどうした、このあたりの名前が弱すぎでしょう。

リリーフ陣

こちらもあまり顔ぶれは変わらなさそう、よって二年目のジンクスに抗う面々が鍵を握ります。
さっそくに転けたのが坂本で練習試合で1回3失点、オープン戦でも同じく1回3失点で二軍に回されてそこでも1回保たずにKOされるなど防御率10点台となると左の中継ぎは鈴木、中村稔を二人とも入れたい、両投手ともロングができるアドバンテージと登板間隔を兼ね合わせると二人三脚が妥当でしょう。
坂本の盟友である西村は躓きかけましたが大過なく乗り切って澤田は1点も失うことなく鉄壁、ほぼほぼ完璧な澤村に結果オーライ感がある国吉と対照的ではあれともに自責ゼロの復活にも賭けたく、イニングを超える抜群の奪三振力を誇示した横山も当然に外せるはずがありません。
しかしこれで7人、最後の最後に続けてやらかした東妻を加えると8人は先発が6人とすると守護神を加えて15人はさすがに多すぎで、しかしコロナ特例が継続で昨季の閉幕時にも14人でしたから開幕カードは多めに入れるとこんな感じか、それとも左腕のどちらかもしくは国吉が外されるか、どうあれ先発抜擢とされながらも二軍でリリーフをしたフェルナンデスが入ってくる余地は無さそうで入れ替え要員として準備をしておいてください。
菊地もそう、大谷もそう、支配下登録を目指す吉田もそう、河村もやっと投げ始めましたし、でも二保は浦和の草を食べることになりそうです。

守護神

益田で始まるのは揺るがないでしょう。
あと32と迫った250セーブでの名球会入りがかかっていますし、しかし1回零封だった練習試合を加えてもトータルで防御率4.50が懸念材料です。
6回10安打は打たれすぎで益田にとっていろいろな意味で正念場のシーズンになりそう、ただ連投などの理由以外で益田が外されるケースは中村奨ほどではなくても聖域なところもありよほどが無ければ無さそうで、コルデロが本来の姿を取り戻しても横山が快投を続けても守護神益田、つまりは神が勝敗を司ります。

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