贅沢言ってらんねーな

もっと楽に、きれいに勝てた試合にも思えますが、勝ちは勝ち、現状を考えれば贅沢も言っていられません。
こちらも種市で負けられない布陣でしたが面倒くさい岸を叩けたのは大きい、そして明日は因縁の荘司です。
くじを外した相手に手玉に取られるのか、いやいや、それ以前にカスティーヨがまともに抑えられるかを心配すべきでしょう。
楽天戦は来日初登板、実戦でのデータが無いのはお互い様で頭脳対決はどちらに軍配が上がるのか、そろそろさくっと勝ち越しを見たいものです。

種市が二桁勝利

種市が自身初の二桁勝利です。
記録大好きニッカンによれば入団7年目以降に初の二桁勝利は球団で小林宏以来20年ぶり、前年が0勝での二桁勝利は1962年の菅原、1965年の木樽以来で3人目とのこと、球団史に名を刻んで勝率はリーグトップ、奪三振では佐々木朗に並んでリーグタイ、勝利数は山本に1つ差に迫ってタイトルも視野に入ってきました。
適当にとっちらかるのは種市のまんまでしたが今日は白の種市で無四球はここぞでピシャリ、ストレートに力があってフォークはいい高さから落ちてスライダーの曲がりもあって各打者とも絞りきれなかったのではないかと、リードする柿沼もどこか楽しそうに見えたりもします。
吉井監督に怒鳴られたらしい初回にその柿沼が、久しぶりに見た気がしますが、足の攻撃を止めたのも大きかったです。
20年前の小林宏は10勝で終わりましたが先発中継ぎの両刀使いだったため先発一本の種市は絶対にこれを越えねばならず、まずは12勝ですが涌井以来8年ぶりの15勝、成瀬以来16年ぶりの16勝と残り試合からしてほぼ全勝が求められる高い目標に向かって頑張ってください。

安定しないねぇ

そんな高い目標の敵は味方に在り、両リーグ最速の30セーブも益田が安定しません。
ボールの走りは悪くなかったですし最後の一球はうなっていましたがこちらもとっちらかって阿部を低目で仕留めたかと思えばフランコには浮き球を打たれて日課となっているバッテリーミスが飛び出して、3点リードでなぜにここまでドキドキしなければいけないか腹立たしくもあります。
中5日で疲れがうんぬんがあるとも思えず逆に空きすぎたのか、5日程度でどうこうではない蓄積疲労なのか、きれいな逃げ切りが恋しいです。

藤岡が好調

打線は二桁安打でもっと楽な展開にもできたはずが、決定打不足で試合がもつれました。
それでも両助っ人で先制してキャプテンで中押しして、今週の戦いぶりを考えれば望外の4得点ではあります。
もう槍が降ろうが聖域が崩れそうにないので今日の3安打猛打賞で中村奨には上昇曲線を描いてくれよと願うしかなく、三打席目の淡泊な三振は忘れます。
ここにきて藤岡のバットがいい感じでセンターから逆方向でも合わせるでなく捉えているのがよさげ、友杉も悪くないですしこのまま最後までいきましょう。
逆にブロッソーはどうだろう、振りにいっているように見えて実態は当てにいっているような、いわゆる迫力がありません。
山口も気が付けば率がやばいことになりつつあり持ち味を忘れなければいいのですが、持ち直すために交通事故であっても一発が欲しいところです。

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◆8月18日(金) 楽天−千葉ロッテ17回戦(ロッテ9勝8敗、18時、楽天モバイルパーク、20,021人)
▽勝 種市 18試合10勝4敗
▽S 益田 45試合2勝3敗30S
▽敗 岸 13試合5勝4敗
▽本塁打 中村奨9号(岸)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市、益田—柿沼、田村
楽天 岸、内、宮森、伊藤茉、高田孝—炭谷、太田

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