華麗なるスイープを食らう

日本ハムからすれば笑いが止まらないでしょう。
加藤貴で取りこぼすことなくポンセ、根本で連続完封勝利と見事なまでのスイープで、そしてロッテの不甲斐なさが際立ちました。
吉井監督は前日に続いての自嘲モードでこれって繋ぎの監督を口にしていたこともあり今季限りで放り出す前兆でなければいいのですが、聖域やミニ聖域、浮動打順への不満はあれどここまで薄い戦力をやりくりで持ち堪えてきたものが選手たちがそれに応えられずの恒例のガス欠と呆れる材料がてんこ盛りです。
故障者続出の中で自覚無しと言われても仕方がない「ととのう」があったり、一日一善ならぬ複数エラーで自滅したり、酷暑にもびくともしない永久凍土打線だったり、それ見たことかと言いたいわけではないですが週前半は悪い予感が当たって仙台でもそうなったら神ならぬ悪神と讃えてやってください。

口あんぐり

右打者をずらりと並べましたが二軍は知らねど一軍ではことさら右打者を苦手にしているわけではない根本に4回途中まで僅かに2安打、しょぼすぎました。
それでも四球があったりして得点圏に走者を進めながらも例によって決定打に欠いて点が入らない野球はとにかくつまらん、二番手のマーベルには前回同様にロングリリーフをさくっと抑えられてロッテ御用達がまた一人増えて、次あたりは当たり前のように先発してくるかもしれません。
こちらはポロポロしているのにこのカードは万波の守備範囲、球際、強肩にしてやられて、打てない守れない走れない、日光東照宮の三猿も真っ青です。
この悪天候の中で北広島まで遠征されたロッテファンには開いた口が塞がらないのではないかと、映像で見ているだけでも脱力感が半端ないです。

投げ抹消で

初回先頭打者から三振を奪って史上155人目、意外と少ないな、そんな記録達成の美馬はしかし6回9安打5失点と沈みました。
吉井監督は「投げさせたこちら側の責任」としていますが5回87球での続投は間違った判断とも言えず、六回を抑えていれば辛うじてQSで美馬としては精一杯と言いますかまあそんなものかな、が二死からの連打にバッテリーミスによる致命的な2失点でジエンドです。
昨季と同じく中盤戦以降の無双を期待しましたが今月の防御率は6点台と箸にも棒にもかからず、これだったら本前なり中森なりに投げさせた方が同じ負けでもまだ先にプラスになりそう、そうでなくても投げ抹消で間隔を空けないとどんどんと黒星が積み上がって既に一人で借金6を抱えています。
まだ2位ですし貯金もあるのにこの絶望感は何なんだろう、予定調和のように首位オリックスより4位楽天の方が近くになりました。

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日本ハム 0 0 2 1 0 2 0 0 X 5 10 0

◆8月17日(木) 日本ハム−千葉ロッテ19回戦(ロッテ11勝8敗、18時、エスコンフィールド、28,488人)
▽勝 マーベル 5試合2勝1敗
▽敗 美馬 12試合1勝7敗
▽本塁打 王柏融1号(美馬)、万波19号(美馬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、東妻、坂本—田村
日本ハム 根本、マーベル、玉井—古川

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