ごっつぁん

益田が走者を背負ったところで「ここから豪雨でコールドにならないかな、代わったけど小島が投げてたし」なんて思ったりもして、ギリギリで逃げ切りました。
落ち着かない試合でしたが美味しい白星でした、記録は高部のタイムリー内野安打ですが実質的にはエラー2つでもらった虎の子の1点を死守しての勝利です。
マルチは許しましたが西川は粗忽をありがとう、濡れたグラウンドも風も関係ない軽率なプレゼントでした。
危惧したとおり春先とは別人だった曽谷は基本に忠実でないプレーをありがとう、自らのミスで許した失点での負けは自業自得です。
それにしてもやっぱ屋根が欲しい、試合中よりも行き帰りに濡れたのが実情ですが降っていると撮影ができませんしそれならば自宅でぬくぬくネット中継でよいのではとこれで負けていたら目も当てられない、ともあれ眼下の敵を蹴散らして前半戦の勝ち越しが決まりました。

まあ小島

小島は7回零封でチーム勝ち頭の7勝目、リーグでも有原に1差に迫って最多勝争いに殴り込みです。
ピッチングとしては零封ほどにピシャリと言うわけでもなく満塁のピンチが二度あって先頭を出したのが三度あって、むしろ苦しい中でコンディションも悪い中で粘り強く投げたのが大きな収穫で今日はストレートが力強かった、150キロは眉唾ながらもここぞでズバッとねじ伏せました。
そういう意味ではフラフラしているようにも見えて芯がしっかりしているまあ小島、オリックスはあまり抑えられた意識も無さそうでそれは逆に好都合でしょう。
さて大事なカード頭を取りました、例によって種市にバトンが渡されてこちらは好投してもなかなか勝ちに恵まれませんがそろそろ、そろそろでしょう。

あと18

その小島が二度目の満塁のピンチを凌いで100球超え、七回続投にはビックリしました。
志願だったのか試練だったのか、結果的には七回を11球で終えて理想的なHQSです。
八回は鈴木が僅か10球で貫禄の三者凡退、誰だこの自信たっぷりの左腕は凄すぎるぞ、この豹変はそれこそ吉井監督に論文としてまとめてもらいたいほどです。
そしてヒヤヒヤの益田は先頭を出すとこのとおり、と分かりやすすぎる、佐藤が見失ったのは不幸でしたがそもそも紅林にボールが上ずりすぎでした。
ポイントはやはりセデーニョでクソボールを振り回してくれてスタメン落ちもなるほどと、ボール先行でそれでも佐藤が外に動いてあるいは勝負をせずに守りやすくするための満塁策かとも思いましたがそれを振ってくれて、そこから色気を出しての内角には止めておけと恐怖しましたが最後はやはり外での勝負です。
この益田と鈴木を比較すると鈴木で締めた方が安心できますが大人の事情であと18、カウントダウンが続きます。

荻野、藤原・・・

打撃陣は逆に完封されてもおかしくはない6安打のうち高部の内野安打が3本、その内野安打で勝つとは面白い、そして野球は分からないものです。
初回に珍しく仕掛けてあれはエンドランだったと思いますが藤岡が当てられずその後に佐藤にヒットが出て、まあ仮に送っていてもあの打球では岡でも点にはならなかったとは思いますが、今日は藤岡が3三振でブレーキとなって、七回のあそこは代打ポランコもしくは角中がよかったですが吉井流は徹底しています。
心配なのは荻野の抹消で右足腓腹筋損傷とはふくらはぎで時間がかかりそう、さらには藤原が空振りをした際に首を痛めたらしく途中交代で、荻野の代わりは石川慎が昇格しましたがよほどでなければ外野を守らせないはずでもし藤原が重症だったらどうする、DHとファーストの使い方がさらに難しくなるでしょう。
決勝のホームを踏んだ中村奨はタイミングとしてはアウトでしたが二死でしたし当然に狙ってよいケースで最初からそのつもりでなければ生還はできなかったはず、よく走りました、欲を言えばと言いますか願わくば常にそうあって欲しい、そうなればヘイトも少しは和らぐはずです。

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オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8 1
千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 X 1 6 0

◆7月12日(金) 千葉ロッテ−オリックス11回戦(ロッテ8勝2敗1分、18時、ZOZOマリン、20,789人)
▽勝 小島 15試合7勝6敗
▽S 益田 25試合1勝2敗14S
▽敗 曽谷 11試合5勝4敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、鈴木、益田—佐藤
オリックス 曽谷、鈴木、井口—若月

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