さくっと種市

種市が2安打無四球、僅か96球で完投勝利です。
そもそも完投勝利が珍しくなった昨今ではあれZOZOマリンでは初めて、持病を発症することなく見事なピッチングでした。
本人はもう少し三振が欲しかったとはお立ち台でしたがストライク先行でボール先行になってもなかなか歩かせないいい種市、よりも数段上のそういった状況さえ作らない、スリーボールってありましたっけ、森までいなくなって苦しいオリックス打線が相手ではあっても大きな勲章でしょう。
悪いときは体が横振れと言いますかリリースで三塁側に流れがちですがそういったものも無く、それだけ球持ちがよくボールに力がこもったのだと思います。
ただ勝つだけでなくこの9連戦で一人で投げきったのも助かる、今季最大の貯金が2となって二年連続の二桁勝利にもあと3つとなりました。
おそらくはこの9連戦の最後を締めくくることになると思われその二桁勝利へイーシャンテンといきましょう、防御率も2点台がすぐそこです。

男前藤岡ガツン

前回に立ち上がりを攻め立てるも攻めきれず結局は抑えられてしまった齋藤に、二度は無い、とばかりの先制そして追撃です。
その前回と同じく制球を乱す齋藤から荻野が四球を選んで男前藤岡が、これってインタビュアーも公式Twitterでも選手QAでもチームで一番と讃えられていますが自分的な嗜好では違うんじゃないのってのは置いておくとして、左中間スタンドに放り込みました。
あの方向にあれだけ伸びたのが意外と言いますかビックリで、昨季はレギュラーシーズンで1本しか打てなかったホームランが今季はもう5本でキャリアタイです。
率が一時期に比べて落ち気味で守りの不安定さもあって小川と競る構図は本人にはしんどくもプラスに働くはず、バチバチやってください。
そして三回の追加点はポランコのやはり四球にソトがセンターの頭上を越えるスリーベースで、ポランコは前の打席はボテボテの投手内野安打でそのときもそうでしたが一塁から一気に生還は常に全力疾走を怠らない真面目さで不安無くそのホームインを確信できました。
小さな故障でもしているんじゃないかとネタにすると姿を見せるパターンの中村奨がダメ押しタイムリーツーベースもエラーが絡んでのものでオリックスとすれば要らぬ失点、弱ってるなぁ、次々と主力が海を渡ったりFA移籍したりとどこか西武の幕開けのように思えなくもありません。

勝ち越し!

その王者オリックスに早々と勝ち越しを決めました。
ゲーム差も11に広がって終盤に強いオリックスではあってもさすがにこれを引っくり返されることは無いと思いたい、それはそれで10差のソフトバンクに届かないのと同義でもやっとしたりはしますが、ピタッと1差で離れない日本ハムが楽天を蹴落として1強2弱2番外地の構図です。
そうなると映す価値無しの西武、そしてオリックスに今後も貢いでもらわなければならず気持ち悪いのがオリックス、今回も左を並べてくるかと思いましたが曽谷ではなく齋藤は前回に勝ったこともあり来季を視野に入れてのものに思えて、そうなると次にチャレンジアカデミーとなりそうなのが川瀬です。
3回を3安打1失点は自責ゼロですし最後は三者凡退で、歪な日程は次の週末に今月3回目の対戦で川瀬の先発抜擢があるかもしれません。

高部・・・

とにかくビビりなので、気になるのは高部の途中交代です。
追加点で守りに入るってことで藤岡に代走小川は分かりますが高部を守りから和田に代えた理由が分からず、センターライナーに飛び込んだ際に左膝をグラウンドに変な形でぶつけていたような、その後も普通に打って走って守っていて大丈夫だと思いたいですが心配ではあります。
初回、三回と高部の打点が実はお立ち台の種市、藤岡に勝るとも劣らない貢献だったわけで、先日の岡があっただけになおさらです。
もし何かあったわけではないけど休ませた、であってもそれはそれで万全ではないということにもなりますし、明日にスタメンを確認するまで眠れません。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 1
千葉ロッテ 3 0 2 0 0 1 0 0 X 6 8 1

◆8月11日(日) 千葉ロッテ−オリックス18回戦(ロッテ13勝4敗1分、18時、ZOZOマリン、28,566人)
▽勝 種市 19試合7勝5敗
▽敗 齋藤 8試合2勝3敗
▽本塁打 藤岡5号(齋藤)

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市—佐藤
オリックス 齋藤、川瀬—若月

© 2007 オリオン村