種市、魂の136球

負けていれば借金生活に入り大型連敗待ったなしのところで、種市が見事なプロ初完投勝利、初完封でその危機を救いました。
連敗中と同じく競った展開に力尽きるイヤな予感が無いわけではありませんでしたが、その不安を一掃する山賊に付け入る隙を与えない10奪三振ショーです。
プロ初勝利を献上して昨季に4勝1敗でキラーと化した本田には見るからなKOではありませでしたが、これで上から目線でくることは無くなるでしょう。
ただそれも次の登板でしっかり叩いて再びに土を付けるのが必須、故障でもない限りはローテーショから外れてもロッテ戦では投げるはずです。
同じくロッテ対策で昇格をした明日の榎田は一昨年に移籍後初白星から5勝無敗、昨季は3試合15回2/3で13失点ながらも負けなかった相性を買われてのものでしょうから本田に続いてキラーの冠をそろそろ奪わなければならず、こちらは今季初先発の中村稔ですので勝負の鍵を握るのが打線なのは間違いありません。

絶大な信頼

先発は100球が目処とされる昨今の野球からすれば7回90球、8回105球は交代のタイミングでしたが、136球での完投は絶大な信頼の証です。
もちろんハーマンがこの3日で34球を投げて益田も不安定という事情がありますし、ベンチのプロ初完封をさせようとの親心もあったはずで、しかし種市の魂のこもったピッチングがそれら大人の事情を超越して見るものを惹き付け、当然のように最終回のマウンドに送り出したのでしょう。
立ち上がりから臆することなくストレートでねじ伏せるピッチングは高めでも思わず手が出てしまう伸びと、捉えたつもりでも押し返す力強さがありました。
四回に外崎、メヒアとドキッとする角度で飛んだ打球が西武贔屓の実況が落胆するぐらいに勢いを失ったのは、詰まらせる球威があったからこそです。
柿沼との息もピッタリでベース板を広く使ったリードに応えてフォーク、スライダーの制球も良く、4四球も攻めての結果ですので問題ありません。
七回に打線の命綱である菅野に岡、安田に和田の代走はまだ僅差で打席が回ってくるところでしたので1点あれば勝てるとの確信によるものだと思われ、正直なところ岡はともかくとして和田はやり過ぎに思えましたがそんなリスクを乗り越えるだけの種市への信頼があったのでしょう。
その信頼はまさにエースに対するものであり、その信頼に応えたリーグ完封一番乗りに次代のエース種市の勇姿を見ました。
ただ中6日での100球目処は甘くも130球オーバーは負担が大きいので、先日も130球を投げましたし次は楽ができるよう早い回での打線の援護を願います。

安田が殊勲のタイムリー

種市が4年目22歳なら安田は3年目21歳の若武者で、その安田が殊勲のタイムリーは3試合連続の打点です。
カーブでタイミングを崩されながらもぐっと堪えて拾った打球はライト前に均衡を破るタイムリーとなり、その思わずガッツポーズに震えました。
ここのところの活躍に変化球の配球が増えて合わせるようなスイングになりがちですがそれであのライナーとなれば相手も考えるはず、そういった駆け引きを経て次のステップが見えてきますのでずっと四番安田を見たい、見守りたくなります。
ただやはり守りが懸念でそれが打撃に悪い影響を及ぼさなければいい、とは先日もそうですが嬉しそうにサードを守っているので杞憂に終わって欲しいですが、このカードで西武ベンチが穴を突くような攻撃を仕掛けているのは間違いないでしょう。
昨日の源田のセーフティーもそうですし、今日の初回も打者走者の源田が俊足ではあってもまだ余裕がありましたから鈴木をもう少しセカンドに追い込んでからのスローイングでなければならず、井上の機敏な送球と藤岡のカバーリングで間一髪サードでアウトにできましたが試合を壊しかねませんでした。
リクエストで事なきを得ましたがそれで終えるのではなく学びとして欲しい、自分は疑問視していますがロッテファンは四番サード安田を望んでいます。
その安田に代わった鳥谷も移籍後初長打初打点、前進守備も関係ないフェンス直撃のダメ押し2点タイムリーツーベースで勝利に貢献しました。
和田の代走が余計にも思えたので凡退であれば安田だったら、となったでしょうから、本人も先日の初ヒットに加えて通過儀礼を終えてホッと一息でしょう。
岡も10割の盗塁成功率を誇り福田秀も移籍後初長打で率を上げてくれば荻野の離脱も気にならなくなる、そんなきっかけとする明日が楽しみです。

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◆7月25日(土) 西武−千葉ロッテ10回戦(西武6勝4敗、18時1分、メットライフドーム、4,811人)
▽勝 種市 6試合3勝1敗
▽敗 本田 3試合2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 種市—柿沼
西武 本田、平井、宮川、田村、森脇—森

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