すぅいぃ～ぷっ！

さあ、皆で唱和しましょう、楽天とは違うのだよ！楽天とは！、福岡と大阪での2試合で33点を取ったソフトバンク打線が幕張の3試合で2点しか取れないとは誰が予想できただろうか、お釈迦様でも分かるまい、さばさばしたコメントも小久保監督は腹の中では怒っていそう、もう笑いが止まりません。
4時間近いドキドキハラハラを制してソフトバンクに今季初のスイープを食らわせて、連勝も8に伸ばしました。
今日は特典チケットの三塁側S席で撮影に適さず観戦に集中も周りを鷹ユニに囲まれて引っくり返されていたら地獄の責め苦、それが歓喜が悲鳴とため息に変わって天国、この熱戦をできれば正面で観戦したかったですがこういう経験もたまにはいいものです。
いやぁ、痺れたなぁ、そもそものブルペンデーや継投に首を傾げるところはありましたが、よくピンチを凌ぎきってくれました。
両チームともの満塁の攻防が純粋な野球としても面白く、勝ったからこそではあるのですが心の底から楽しかったです。
素晴らしい、交流戦でもこの調子で貯金を増やしたい、その交流戦を得意とするソフトバンクがこの3連敗で歯車が狂ってくれよと願います。

ロング中村稔！

高野脩を上げたにしてももし延長戦になったらどうするんだろう、といったブルペンだっただけに、3イニングを抑えた中村稔のロングが大きかったです。
今季初勝利はCS1stステージ以来の白星で、奇しくもその試合でも負け投手は今日も黒星のスチュワートでした。
先発の岩下、澤田、坂本もしっかりと抑えて、しかし続く澤村は予定どおりの順番だったのでしょうが左にめっちゃ弱いのに左が続くところで投げさせたのはあれこれデータを考えての継投だったはずで臨機応変に順番を変えることはできなかったのか、あわや大惨事です。

鈴木、神

そのピンチを鈴木が火消しはピーゴロに腰が引けてヒヤッとしましたが、北広島でやはり無死満塁での登板でサヨナラ負けを食らった仇を討ちました。
次の打者にボール先行となってファールで粘られても動じない鈴木って背中のチャックを探したくもなり、いやいや、ニュー昭汰の、神昭汰の誕生です。
簡単に二死とした国吉がそこから作った満塁のピンチを今度は益田が三球三振で仕留めてこちらも見事、帰ってきて映像を見てみれば逆球とかではなく佐藤が構えたところにズバリは意表を突いたリードもよし、左腕を中心に内を怖がらないリードが今季は増えてきたように思います。
その益田は追加点の前からベンチ前に出てきて3球しか投げていませんしイニング跨ぎで結果的に美味しいセーブとなって、枷が外れるまであと25となりました。

岡、ぶつかる

打撃陣は得意のスチュワートを攻めあぐねた感はありましたが、荻野はあれがサインなのか自らの判断かは分かりませんが次の岡もそうですし序盤でもバントをする作戦はよさげで、得点には繋がりませんでしたが中盤でもきっちり友杉が送って、そしてダメ押し点の起点となった小川のセーフティーが秀逸でした。
先日の試合だったか実況か解説者かがセーフティーの練習をずっとやっていると話していて、練習は嘘をつきません。
貴重な、貴重な追加点をもぎ取った岡は前の打席でやはり満塁のチャンスで打ち取られていただけに死球でのガッツポーズは、これも映像チェックをしてみれば当たりにはいっていませんが逃げられたのを逃げなかったかな、今日もあった頭付近へのすっぽ抜けを避ける反射神経があるだけに確信犯にも思えました。
そこから怒濤の攻勢は一昨年の最終対戦から3年越しの17試合連続で零封されていた松本裕を仕留めたのが大きい、負のイメージを持ってくれればラッキーです。
地味ですが先制点に結び付いたポランコの粘りもスチュワートを苦しめて、ソトは貫禄のマルチ4打点、舶来砲が活躍するとチームが勢いづきます。
そのポランコの早退が気にはなって守備固めには早いですし、そして2四球ながらもポランコと1四球の中村奨が先発でノーヒットでした。
やっと左専用機かと思ったのに中村奨はおそらく昨季に対スチュワートが5打数3安打1本塁打だった実績を買ったと思われ、高部ではなく荻野もやはりCS1stステージで叩き込んだのが理由だと思われ、結果的にその当てが外れて交流戦でどういったオーダーとなるかに注目でしょう。
余談ですが2つ、まずピンチに何度も甲斐が前に出てきて野手に指示を出してブーイングを浴びていましたがあれって制限が無いものなのか、マウンドに行く回数の制限があるのであればこちらにも制限があってもよさそうな、緊迫する場面で興を殺がれました。
また挟殺プレーで中村奨がアウトになったときに山川が完全にベースを隠していたのはコリジョンにならないのか、アウトのタイミングでしたが中村奨が速度を緩めずにぶつかりにいっていたらどうなんだろう、盗塁の際にはブロッキングベースがあって、激しく気になります。

明日への活力に！

◆5月26日（日）　千葉ロッテ−ソフトバンク9回戦（ソフトバンク5勝4敗、13時、ZOZOマリン、28,417人）
▽勝　中村稔　9試合1勝
▽S　益田　12試合1勝2敗7S
▽敗　スチュワート　6試合1勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ　岩下、中村稔、澤田、坂本、澤村、鈴木、国吉、益田—佐藤
ソフトバンク　スチュワート、藤井、ヘルナンデス、松本裕、又吉—甲斐、海野