止まって止まった

特例2023での離脱者が止まって、連敗も止まりました。
誰かが戻ってきたわけではありませんしそもそも罹患者は連敗の一要素でしかないにしても、立ち直りのきっかけとしたいものです。
ソフトバンクが零封されて最後はクリスキーにヒヤヒヤさせられましたが楽天も競り負けて、他力本願でのCS圏内復帰も追い風としましょう。

結果オーライ

連敗ストッパーはカスティーヨでした。
スタンドもベンチも実況席もカメラワークも谷内の引退試合モード爆発でその谷内に先制打を浴びてまたしても金太郎飴パターンかと思いきや、その後は走者を背負いながらも凌いで6回5安打1失点、持ち味の歩かせないピッチングが冴え渡って殊勲の勝ち投手はオセロで借金を返済です。
もっとも内容がよかったかと問われれば微妙ではあって、逆球も少なくなくそれが右打者の内にいったりもして結果オーライではありました。
左打者を不得手にしているイメージがずっと続いていましたがいつの間にか引っくり返されて今日も全てが右打者にやられてしまい、この逆球を逆球ではなく意識的に狙うってのもありではないかと、来季の残留希望ですが今季のうちに試してもらいたくもあります。

益田が大記録

そんなカスティーヨは五回を終えて70球、三巡目に入ってまた早めの傘かと思えば六回続投でした。
これは吉井監督の宗旨替えとか次のステップに進ませたとかではなくブルペン事情によるものとは想像で、ペルドモも西村もいない、横山はベンチ入りしてもよほどでなければ投げさせられない、岩下も鈴木も中村稔も30球以上を投げて間も無し、五回で代える余裕が無かったのが実情でしょう。
その六回をカスティーヨが無難に抑えて次は坂本、抑えながらも走者を背負うのが常でしたが1ヶ月半ぶりの三者凡退に切って取ってこの七回が大きかったです。
澤田は先頭を歩かせて内野ゴロの間に1点を失って、益田には3点が欲しかったですが澤田も三者凡退から1ヶ月近く遠ざかっていてお疲れ気味ではあります。
そして益田、史上最速の12年目での700試合登板を三者連続三振で飾って、そのウィニングボールを谷内に譲ろうとする男気も見せました。
連敗中で中8日は肩が軽かったのか構えたところより高めにいくボールもままあって最後は逆球だったりもしましたが、エスコンのガン性向を承知していませんが150キロ超のストレートでぐいぐいと田村もいけると見たのでしょう、次世代の育成も急がれますしこの間隔空きは来季の起用で1つの指針にもなります。

打つしかない

投手が抑えても点が取れない、点を取るためには何でもやる、打撃陣はそう割り切ったかのようなスタメンでした。
左腕ということもありましたがスタンドインは期待薄も4試合連続ヒットで月間打率が3割を超えたブロッソーを核弾頭に、そしてどちらかをファーストで併用できないかと思っていた石川慎、角中を両翼に据える投手泣かせではありますが攻撃的な布陣を組むという冒険です。
それでいて左打者に打たれている上原のデータがあるにしても試合の鍵を握ったのが左腕を苦手にしている和田のマルチという喜劇はさておきブロッソーが犠牲フライ、石川慎が貴重なタイムリー、その石川慎が憤死しましたが角中もヒットを打ってここについては大成功です。
茶谷もスタメンで5試合連続ヒットで和田とともに外す理由が無い、明日も左腕ですから余計なことはしないでよいでしょう。
とは言いながらも四球、死球、パスボールにスクイズ失敗というミス合戦を制しただけでしかなく、いい加減に流れを食い止める杭を引き抜きたくはあります。

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◆9月27日(水) 日本ハム−千葉ロッテ24回戦(ロッテ14勝10敗、18時、エスコンフィールド、29,009人)
▽勝 カスティーヨ 12試合3勝3敗
▽S 益田 55試合2勝5敗36S
▽敗 上原 19試合4勝7敗

▽バッテリー
千葉ロッテ カスティーヨ、坂本、澤田、益田—田村
日本ハム 上原、長谷川、玉井、河野、鈴木—清水

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