うたかたの夢

また特例2023で田村が抹消になったからでもないでしょうが、さくっとBクラスに舞い戻りました。
どこまでチキンレースが続くのかソフトバンクと楽天の直接対決がまだ3試合あってアドバンテージになりそうな一方で、こちらはこちらでオリックスと3試合残っていてCSではロッテが楽そうだと手を抜いてもらわないと勝つのは大変そう、どうあれ最後の最後までもつれるかもしれません。
そういう意味ではCSの本来の目的を果たしていて各チームの営業担当はヤキモキしながらもウハウハ、ロッテは地元で6試合となれば笑いが止まらないでしょう。
最下位に負け越して大言壮語ですが西武4連戦で最低でも五分で凌がなければ哀しい映画上映となりそうでしかしチケット販売は既に上々、なおさらです。

解体するか

それにしても種市が悪すぎました。
先制してもらった直後に追い付かれたのは雑すぎるブロッソーに足を引っ張られた、せっかく率が上がってきたのに守りが下手すぎてここから3～4発を叩き込むぐらいでなければ残留には大反対のスタンスですがそれはさておき、そんな不運があったにせよ二回以降もボコボコです。
悪めの種市となるバロメーターの与四球こそありませんでしたが高い、甘い、そして二死からの6連打って何の冗談かと思ってしまいます。
先日に若手がやらかした押し出しに美馬が応えた返礼なのか、まるでその試合の美馬をなぞらえるかのような突発性炎上症候群でした。
もう柿の種って解体でいいんじゃないかな、今日に限ってはリードがどうのではありませんが柿沼らしい特徴のある導きで勝ってきた印象はありませんし、投げやすい、という意味合いで組ませてきた流れであってもこと今季は言うほどに数字的な裏付けはありません。
そもそも次に種市がいつ投げるんだってのがあるにしても安直に佐藤都ではなく戻っていれば田村、いなければ松川とのバッテリーを試すのもありです。

どこを見ている？

打撃陣は根本に軽くあしらわれました。
初回こそ荻野がポランコの深い位置への内野安打にスピードを緩めることなく二塁からホームを陥れる快走塁で先制しましたが、その後はちょろちょろと走者を出すもあと一本が出ない、走者を進めることもできない、そんないつもの体たらくです。
その荻野と岡が戻ってヒットを打ちましたが和田が欠場ってのも面白くない、一見すると順位にこだわらず当初の方針どおりの野球を淡々とやっているようでそれであれば左対左だって前日にその左腕にマルチだった和田を外す理由は無いはずで、遠くを見ているのか目の前しか見ていないのか分からなくなってきました。
こういった数字には顕れにくい「勢い」みたいなものを重視しないのはバレンタイン監督がフラッシュバックして、それでいて安定のタコでもキャプテンは聖域のままですし途中出場の藤原がヒットを打ったことで和田との序列がまた元に戻ってしまったかもしれません。
こんな展開だけにベテランを休ませたのでしょうが角中の欠場もどこを見ているのやら、のらりくらり、吉井監督の視線の焦点が謎すぎます。

明日への活力に！

◆9月28日（木）　日本ハム−千葉ロッテ25回戦（ロッテ14勝11敗、18時、エスコンフィールド、30,241人）
▽勝　根本　4試合3勝
▽敗　種市　23試合10勝7敗
▽本塁打　野村13号（高野）

▽バッテリー
千葉ロッテ　種市、鈴木、中村稔、高野—柿沼、松川
日本ハム　根本、河野、池田、田中正—田宮、伏見